グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
あらすじ ボストンに住む青年ウィルは、幼い頃から天才ゆえに
周囲から孤立していた。
だが、彼の才能に気付いた数学教授のランボーは、
ウィルに精神分析医のショーンを紹介する。
ウィルはショーンにしだいに心を開いてゆくが、
彼の才能に気付いた政府機関や大企業が接近してくる。
【出演】
ロビン・ウィリアムズ、マット・デイモン
ベン・アフレック、ステラン・スカルスガルド
ミニー・ドライヴァー、ケイシー・アフレック
コール・ハウザー
感想 ※ネタバレ注意深い心の傷を負った天才青年と、同じく失意の中にいた
精神分析医がお互いにあらたな旅立ちを自覚して
成長してゆく姿を描く感動のヒューマン・ドラマ。
天才的な頭脳を持ちながらも過去のトラウマが原因で
心を閉ざした青年ウィル・ハンティング。
愛する人を失い、生きていくのに疲れてしまった
精神分析医ショーン・マクガイア。
そんな二人が出会い、人生に苦悩しながらも
人生を歩んでいくヒューマンドラマ。
天才的な頭脳を持った為に、理屈っぽく
どうしても他人を受け入れられず、精神科医の
ショーンですら接するのに大変になってしまうが
ウィルが心を開いていくにつれ、自分のトラウマや
心も開いていくことに気づいていく。
そしてこの映画は、ウィルが旅立つまでの映画です。
でもそれは、ショーンとの最後の別れではなく
人生の中で、１つの進むべき道を見つけ旅立つに
過ぎないということです。
だからショーンもウィルを、清々しく送り出します。
人は人生の中で、いくつも出会いがあり別れがあって
そしていくつもの進むべき道を見つけては
歩んでいかなければなりません。
この映画の登場人物も、天才的な頭脳を持っていても
中身は同じ人間なのです。
苦悩し、もがきながら前へ進んでいくしかないのです。
この映画は、人生とはそんな旅立ちの連続なのだと
教えてくれています。
【評価】
(４．５点/５点満点中)
