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恐怖

2011-05-07 | 邦画(あ・か)
 



  あらすじ 
脳科学研究者の太田悦子・行雄夫妻は、森の奥の自宅で16ミリ
フィルムを見ていた。
取り壊された病棟の地下室で悦子が見つけたそのフィルムには、
戦前の満州で撮影された脳の実験の様子が映されていた。
被験者たちが何かを凝視する姿を見た悦子は、自分たちに見え
ないものが見えていると呟く。やがて、スクリーンに白い光が
現われる。悦子と行雄、偶然部屋に入ってきた幼い娘のみゆき
とかおりは、巨大化するその光に目を奪われる。
17年後、26歳になったみゆきは、すでに自殺した行雄の後を追う
ように、インターネットで知り合った人々と集団自殺をする
決意をする。
みゆきは発起人の服部、理恵子、和志、拓巳と地方の駅で合流し
ワゴン車で森の中の空き地に行く。一行が一斉に睡眠薬を飲み
練炭に火をつけると、急速に意識が薄らいでいく。
みゆきは、悦子が経営する病院の隔離病棟で目を覚ます。
フィルムを見て以来、悦子はここで非合法の脳手術を行っていた。
被験者の脳のシルビウス裂という部位に電極で刺激を与えると
人間には見えないもうひとつの現実が見えるという。
悦子はその実験を繰り返し、人間の霊的な進化を追究していた。

【出演】
藤井美菜、中村ゆり
片平なぎさ、日下部そう
斉藤陽一郎、吉野公佳
長宗我部陽子、高橋長英



  感想  ※ネタバレ注意

禁断の領域に触れた美しい姉妹の運命を描くサイコ・ホラー。
死の誘惑に取り憑かれた姉の行方を追って上京した妹は、
脳の人体実験を繰り返す母と再会する。
監督は、「リング」脚本の高橋洋。



日本のみならず、海外でも高い評価を受けた『リング』『仄暗い
水の底から』の一瀬隆重プロデューサーと、彼がホラー映画界
における師と崇める、映画版『リング』の脚本を手掛けた高橋洋
による野心作。


そろそろ、あったかくなってきたのでホラーでもって感じで
時々どうしようもなくホラー映画を観たくなるのですが、、、
以前にポスターが不気味で、掲載禁止になったとかいう映画で
Jホラーの集大成的なキャッチコピーで宣伝してた映画なので
観てみようと思ったのですが…。

幽霊だの心霊だの、ホラー映画を期待している人は、肩すかし
をくう映画でしたね、片平なぎさ演じる母親がマッドサイエン
ティストで、自分の探究心の為に自分の娘であっても脳をいじ
くりまくって、はい、さようならみたいな映画だった(苦笑)。

怖かったシーンといえば、最初のフィルムシーンで脳をいじ
られて、あっ…とか言ってるシーンは、ヤバい映像を見せられ
てるみたいで、後、失踪したお姉さん役を演じた中村ゆりさん
彼女と再開した時の目がポスターみたいになってて、怖かった。



何となく、脳を触って見えない世界が見える的な内容だった
のですが、特に大きい展開も見せ場もなく、刑事もしょぼいし
内容もわかりにくかったし、睡魔との闘いでした(苦笑)。

とにかく、上の画像の通り、片平なぎささんが出てくる事に
よって火サスのイメージがぬぐえなかったです(苦笑)。

これで、Jホラーの集大成、完結みたいにしてよかったのかは
疑問に感じるところでした。


【評価】
 (3.5点/5点満点中)