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Cinema Cafe ~シネマ・カフェ~

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サマータイムマシン・ブルース

2008-09-23 | 邦画(さ・た)
 サマータイムマシン・ブルース


  あらすじ 
夏休みなのに毎日大学に来ては、部室でたむろしている
「SF研究会」の面々は、大切な部室のクーラーのリモコン
を壊してしまう。翌日、いつものようにメンバーが部室を
訪れると、そこには見慣れない金属製の物体が置かれて
いた。座席とダイヤル、レバーがついたそれは、タイム
マシンのようにも見える。そんなワケない、と言いつつも
「とりあえず昨日に戻って、壊す前のリモコンを持って
来よう」と、部員たちは軽いノリでマシンに乗り込むが…?!

 【出演】
 瑛太
 上野樹里
 与座嘉秋
 川岡大次郎
 ムロツヨシ
 永野宗典

 本多力 真木よう子 佐々木蔵之介




  感想  ※ネタバレ注意

『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』
で実写日本映画の興行記録を塗り替えた、本広克行監督の最新作。
本作品の原作は、98年に同志社大学の演劇サークル内ユニットと
して始まり、00年に現在の形になった劇団「ヨーロッパ企画」の
戯曲。



壊れたクーラーのリモコンのために、タイムマシンをムダ使い
するという究極のおバカSF映画です。

内容が演劇サークルからの映画化だけあって、演劇でも十分
面白い作品なんだろうなって思えました。
映画の方はというと、映画も本広克行監督のテンポの良い
ところや、設定の面白さなどがよくわかって楽しめました。

特に「SF研究会」の瑛太以外の男メンバーのノリがまるで
年ごろのノリで、観ていて飽きなかったし、笑えました☆
途中、タイムトラベルの定義の部分はちょっと小難しいです
けど…。


昨日に帰って壊れる前のリモコン取ってくるのだ!

普通タイムトラベルものって、もっと世界を揺るがす危険
があったりなんですが、今回はリモコンのために何回も
タイムトラベルしたり、それぞれのおバカなメンバーが
足を引っ張りあっていて、本当に面白いです☆

それにタイムトラベルによる異変がずっと物語が始まって
から起きているんですね!
過去から未来まで、すべての辻褄がうまい具合にはまって
いくのは、すっきりするしうまいこと作られてます!

それにしても瑛太と上野樹里のコンビってよく観ますけど
このコンビだいぶ板についてきたというか、きっとこれから
の邦画作品にも、コンビで出てきそうですね。


【評価】
 (4点/5点満点中)

少林少女

2008-09-21 | 邦画(さ・た)
 少林少女



  あらすじ 
中国での修行を終え、日本に少林拳を広めるために帰郷した
桜沢凛。しかしかつて学んだ祖父の道場は廃墟と化し、
先生と慕った岩井は町外れの中華料理屋の店長に収まっていた。
凛は岩井に反発して朽ちた道場に1人寝泊りすることを選ぶが、
ひょんなことから大学でラクロスをやることに。
少林拳仕込みのパワーでラクロス部員たちのド肝を抜く凛。
そしてそんな彼女の近くには、その力に目を細める怪しげな
影があった……。

【出演】
柴咲コウ
江口洋介
仲村トオル
岡村隆史
キティ・チャン
ティン・カイマン
ラム・チーチョン




  感想  ※ネタバレ注意

「踊る大捜査線」シリーズの亀山千広プロデューサーと本広
克行監督のコンビに『少林サッカー』のチャウ・シンチーが
加わって送り出す、痛快カンフーエンターテイメント。



少林拳の達人・桜沢凛が、兄弟子の岩井やラクロス部の仲間
たちの中で成長し、真の強さに目覚めていく姿を描く。
主演の柴咲コウはこの作品のために1年間の武術特訓を敢行。
さらに実際の撮影ではアクションシーンも吹き替えほとんど
ナシで臨むという気合いの入れ様だ。

ボクは、小・中学の3年まで、ジャッキーに影響されて
少林寺をやっていました。
(県大会で2回、優勝したこともあります☆)
少林寺と少林拳は全然違うものですが、この映画‥。
CMで観た時から、あまり観たくないという拒絶感があって
ずっと敬遠してきたのですが、たまたま観る機会があったので
観てみました☆


チャウ・シンチーと言えば、「ありえねー!!!」で有名な
あの「少林サッカー」で有名だけど、この作品では、その
「ありえねー!!!」は、はっきり言ってありませんので
それを期待する人は、あまり観ても楽しめないかも。

はっきり言って物語が滅茶苦茶で、ストーリーに一貫性が
ないと思いました。
何か3人の製作者の良いとこどり(?)なのではと思う
くらいに、つぎはぎ映画。

少林拳では学んでいなかったチームプレイはわかったけど
中途半端なラクロスも要らないだろうし、テンポは少林
サッカーやジャッキー映画のノリなのに、嫌いじゃなくて
むしろ好きな役者の江口洋介や仲村トオルが登場すると
急にテンポダウン。
これは配役の時点で無理があったのでは‥と思ってしまう。
柴咲コウや岡村隆史は映画に溶け込んでいたと思うが
そもそも日本で、日本の映画で少林拳というテーマを
扱うことに無理というか、難しかったと思わざる得ないです。
違う意味で「ありえねー!」と思いました。(失礼。)


【評価】
 (3.5点/5点満点中)

チームバチスタの栄光

2008-09-10 | 邦画(さ・た)
 チームバチスタの栄光



  あらすじ 
成功率60%といわれる心臓手術「バチスタ手術」を26例連続
成功させていた、東城大学付属病院の専門集団「チーム・
バチスタ」。
しかしその手術が3例連続で失敗するという事態が起きた。
原因は果たして事故なのか?それとも故意の“殺人”なのか??
心療内科医の田口は院長の命で手術失敗の内部調査を行う
ことに。聞き取り調査の結果彼女は単なる事故として調査を
終了しようとするが、そこに厚生労働省の白鳥が現れ…。

【出演】
竹内結子、阿部寛
吉川晃司、池内博之
佐野史郎、玉山鉄二
田中直樹、田口浩正
野際陽子、平泉成、國村隼




  感想  ※ネタバレ注意

第4回「このミステリーがすごい大賞」で大賞を受賞した小説
「チーム・バチスタの栄光」。
現役医師である海藤尊が書き上げたリアルでコミカルなこの
ミステリーが、豪華なキャストによって実写映画化された。



バチスタ手術失敗の原因を追う心療内科医・田口を竹内結子と
厚生労働省の役人・白鳥を阿部寛が凸凹コンビで事件解決へと
向かう。
その設定や、成功率60%のバチスタ手術の中で起きる
ミステリー、原作では男性だった主人公の田口を女性にする
という変更‥文句無しの設定やと思ったのですが、この事件
の犯人の本当の動機があやふやなままで、最後でぶち壊して
ソフトボールのシーンなんて、必要なのかなぁ。

特に良かったと思ったのが、バチスタ手術の中で一度心臓停止
した心臓が、もぅ一度動き出すか待つ瞬間‥
そのやりとりや緊張感はすごい伝わってきて、この緊張感を
見ている側に伝えたいんだなってのが、はっきりとわかりました。

しかし、やっぱりミステリーものの1番重要な犯人の動機が
あやふやなので、どんなに臨場感やトリックを並べたところで
オチの動機が納得いかなければ、無意味に終わってしまうなって
もったいない気持ちになりました。
出演している俳優さんたちが、みんな個性的だったので余計に
もったいないなって思いました。




【評価】
 (4点/5点満点中)

 チームバチスタの栄光 HP

逃亡くそたわけー21才の夏

2008-08-16 | 邦画(さ・た)
 逃亡くそたわけー21才の夏



  あらすじ 
幻聴に悩まされる大学生の花ちゃんは、鬱病のサラリーマン
なごやんを連れて、入院中の精神病院から逃げ出す。
人生で一度きりの21歳の夏を、“プリズン”で過ごすのは
まっぴらだからだ。名古屋出身なのに標準語しか話さない
なごやんと、博多人であることに誇りを持つ花ちゃん。
二人はなごやんの車に乗り込み、九州を南へひた走る。
こうして彼らのあてどない逃走の旅が始まった…。

【出演】
美波、吉沢悠
木下ほうか、我修院達也
榊英雄、高良健吾
中島浩二、ガッツ石松
田中麗奈、大杉漣




  感想  ※ネタバレ注意

芥川賞作家、絲山秋子の小説「逃亡くそたわけ-21歳の夏」を
映画化。言いようのない焦燥感や不安、それらを克服して乗り
越える事、誰かととことん向き合いながら築いていく絆など
精神を病んでいなくても共感できる普遍的なテーマを描いた
青春ロードムービー。



『さくらん』や蜷川幸雄の舞台「エレンディラ」などで今
もっとも注目の女優、美波と、活動休止から復帰した吉沢悠の
フレッシュなコンビが熱演。

精神を病んだ花ちゃんが見る幻覚として、木下ほうか、我修院
達也、榊英雄らが出演。さらに奇妙な精神科医の役に大杉漣
など、個性派キャストが脇を固める。

九州(宮崎)はボクの田舎でもあるので、色んな風景も楽しみ
ながら観ていました。
精神的に病んでいる人が見る幻聴や幻覚がこの映画通りなのかは
まったくわかりませんが(コミカルにし過ぎ!?)車1台で
何もかも忘れて、旅に出るなんて一生のうち何度かやってみたい
なんて思ったことないですか?ボクは病んでるわけじゃないけど
そういうこと、結構あります。

美波という女性も面白いですけど、活動復帰した吉沢悠も結構
好きな役者さんなので、なごやん役がピッタリで久しぶりに
観た気がしました。

21歳という年齢に関係なく、社会に出る時、出てすぐの時。
みんな言いようのない、どうしていいのかわからず生きている
人がたくさんいる。
考え出したらキリがないですけど、結局は生きていくうえで
この社会と寄り添って、生きていくしかないんです。
その寄り添い方を見失って、自分の居場所がわからなくなる
時がたくさんあるけど‥背負っているもの、周りにいる家族の
ために生きて行かなくちゃならないんです。






【評価】
 (4点/5点満点中)

 逃亡くそたわけー21才の夏 HP

呪怨

2008-08-10 | 邦画(さ・た)
 呪怨


  あらすじ 
ある日、介護ボランティアをする女子大生の仁科理佳は
寝たきりの老婆・徳永幸枝の様子を見るためその家を
訪れた。理佳は何か不気味な雰囲気を感じつつも家の
中へと入っていく。
悪臭が漂い物が散乱する中を進み、一階の薄暗い部屋で
幸枝を発見する理佳だったが…。
数日前、幸枝の息子・勝也が帰宅すると妻が倒れていた。
この家に引っ越して以来、一家は不吉なことに見舞われ
続けていた。やがて勝也の妹・仁美が不審に思いこの家に
やって来るが、どこか様子のおかしい勝也に門前払い
されてしまう。
これを機に、仁美にも不吉なことが憑きまとうようになり…。

【出演】
奥菜恵、伊東美咲、上原美佐
市川由衣、津田寛治




  感想  ※ネタバレ注意

一軒の呪われた家を巡る惨劇を描いたオカルト・ホラー。



じゅおん【呪怨】つよい怨みを抱いて死んだモノの呪い。
それは、死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、
「業」となる。
その呪いに触れたものは命を失い、新たなる呪いが生まれる…。


この映画は本当に怖いシーンを観たい人におすすめの映画です。
伽椰子の声や俊雄の姿は、びっくりさせられるし、ゾッとします。

ボクは映画版よりも、オリジナルビデオ版の方が怖かったし
伽椰子も俊雄も出すぎってくらいに出てきます(苦笑)。
話の内容はオリジナルビデオ版2作と、映画版2作の合計4タイトル
すべてそのオリジナルビデオに繋がっています。

ボクが観てきたホラー映画で一番気持ちが悪くて
ゾッとさせられた映画でした(苦笑)。


【評価】
 (4点/5点満点中)

着信アリ

2008-08-10 | 邦画(さ・た)
 着信アリ


  あらすじ 
女子大生の由美の友人、陽子の携帯電話に、陽子本人から
メッセージが残されていた。
3日後、陽子は携帯に残った着信時刻に、謎の死を遂げる。
数日後、やはり自分からの着信を受けたケンジも転落死。
やがて由美の親友なつみの携帯にも、なつみ本人からの
着信が。由美は、同じように妹を亡くした男、山下と事件を
追い始めるが、なつみもまた、予告通りの時間に無残な死を
遂げる。そして、由美の携帯にも不気味な着信音が鳴り響いた…。

【出演】
柴咲コウ
堤真一
吹石一恵
岸谷五朗




  感想  ※ネタバレ注意

携帯電話に、自分本人からの着信が…。



今や3人に1人(今はもっと増えてるのかな?)は
持ってる携帯電話を題材にしたホラー映画。

殺害を終えると次から次へと携帯の電話帳から無作為に
選ばれる次の犠牲者たち、そのシーンはぞっとするし
あの着信音は、ゾッとしますよね(苦笑)。
今の若者ってほとんどが携帯がないと生きていけないって
くらいに携帯を常に持ち歩いてますよね。
そこをうまく利用した現代社会に密接したホラー映画です。

日本のホラー映画がハリウッドで注目され、この「着信アリ」
もリメイクされるほど。
確かに日本のホラーの怖さは、世界一のような気もします。
でも最近に多い「呪怨」やこの「着信アリ」といい、幽霊に
までなって人を殺す動機が、最後の方ではシリーズを重ねる
ごとに、しょうもない内容になってると思います。
やっぱり「リング」くらいまでが限界だったんですかね。


【評価】
 (4点/5点満点中)

転々

2008-06-01 | 邦画(さ・た)
 転々


  あらすじ 
幼いころに両親に捨てられた孤独な大学8年生の竹村文哉は
いつの間にか84万円もの借金をこしらえ、返済の期限が
あと3日に迫っていた。
しかし、その期限の前日、文哉は借金取りの福原から借金を
チャラにする方法を提案される。
それは、吉祥寺から霞か関まで歩く“東京散歩” に付き合う
ことだった。

【出演】
オダギリジョー
小泉今日子
吉高由里子
岩松了
ふせえり




  感想  ※ネタバレ注意

借金を抱えた主人公が100万円の謝礼と引き換えに借金取りの
散歩に付きあうコミカルな味わいの人間ドラマ。



「時効警察」の三木聡監督とオダギリジョーがコンビを
組んだロードムービー。
両親に死なれ、育ての父親は逮捕されたという、天涯孤独
な大学生、文哉が借金取りの男、福原に言われるまま、
東京を歩いているうちに、今まで知らなかった家族愛の
ような気持ちが芽生えてくる。

どうでも良いネタだけど、よくわかるネタに盛り上がる
3人組もシュールですけど、作品全体に小ネタが盛り沢山で
楽しめます。

慣れない幸せの実感に、照れながら大袈裟にしてしまったり
子供みたいに、チャツネを持ってどこかへ行けば
このままでいられるのかと考えたり‥
悲しいことや、辛いときはこんなに鮮明にわかるのに‥
なんで家族や大切なものの”あたたかさ”って
こんなにわかりにくいものなんでしょうかね?
男二人で、東京を歩いていきながら色んな人に出会い
後半では“擬似家族”体験をしたりと、じんわりと幸せって
何なのか教えてくれる良い映画でした。

遊園地でジェットコースターに乗るシーンと、最後にカレー
を食べるシーンは、自然と涙が出ました。

欲しいものを求めると、すぐにそれがどこかへ行ってしまう。
そんなセリフをオダギリジョーが言うのですが、すごく
そのセリフがじんわりときました。
またあの4人でおいしいカレーが食べられたら良いのにな。




【評価】
 (4.5点/5点満点中)

 転々 HP

帝都大戦

2008-05-28 | 邦画(さ・た)
 帝都大戦


  あらすじ 
昭和20年長い太平洋戦争で、日本は深く傷つき、
帝都・東京も死に絶えようとしていた。
霊的指導者・観阿彌光凰は日本を勝利へ導くため
連合軍首脳を呪い殺そうと計画を進めていた。
側近の霊能力を持つ青年、中村は幼い頃からその
パワーを強大なものにさせるべく育てられていた。
1月1日未明、B29は東京に焼夷弾の雨を降らせ、
多くの死傷者を生んだが、その怨念が帝都の怨霊
加藤保憲を甦らせてしまった。一方、空襲で母を
亡くした美緒は目が見えなくなり、ようやく病院へ
辿り着いた。そこには平将門の末裔で加藤にも
勝る霊能力を持つ辰宮雪子が看護婦として働いていた。
1月27日、有楽町で激しい爆撃に襲われた中村は、
霊力を感じ、鉄塔の上に立つ加藤保憲を見た。
また、そこは加藤の宿敵・辰宮雪子もおり、二人は
運命的な出会いをしたのだった。

【出演】
加藤昌也、南果歩、嶋田久作
野沢直子、戸恒恵理子




  感想  ※ネタバレ注意

帝都・東京を滅ぼそうとする魔人と、それをくい止めようとする
平将門の末裔との戦いを描くSFXアクション。
「帝都物語」のシリーズ第2弾で、荒俣宏原作の『帝都物語・
戦争篇』の映画化。

    

知ってる人いるかなぁ~苦笑。
ボクが観た当時はテレビの再放送で、夜中にやっていて
結構昔の邦画なのに、特撮とかうまく出来てた様に
思います。
夢の中で女の子の身体が蟲みたいになってるシーンなんて
一度観たら、夢に出てきそうです(笑)。

嶋田久作演じる加藤が恐すぎて(笑)印象が強かったのと
あのアンフェアにも薫ちゃん役で出演していた加藤昌也が
出ています。
加藤昌也のこの役柄が、超能力の持ち主で加藤と戦う青年
なのですが、この役柄がボクは結構好きで後であの青年が
加藤昌也だと知りました。
若い頃の加藤昌也も良いですよ☆

まぁ、何にせよあの加藤が一番印象強くて、他のドラマや
映画に嶋田久作さんが出ていたら、ついつい「あっ、加藤や」
と口に出してしまうくらいです(苦笑)。


【評価】
 (4.5点/5点満点中)

シムソンズ

2008-04-07 | 邦画(さ・た)
 シムソンズ


  あらすじ 
北海道常呂町。地元の高校に通う平凡な女子高生・和子
は、将来の夢もなく刺激のない毎日を過ごしていた。
町に一軒しかない喫茶店『しゃベりたい』で、親友の
史江とおしゃべりに興じては、ひたすらストレスを発散
させる毎日。
そんなある日、98年の長野冬季五輪に出場した町の英雄
加藤真人が、地元のTVニュースに映っているのが目に
飛び込んできた。「そう、ここ常呂町にはカーリングが
あったのだ!」和子にとって唯一の刺激、それは和子の
ヒーロー“マサト様”だったのだ。さっそく和子は、
史江を引き連れ、真人の凱旋試合の応援へと出かけるが…。

【出演】
加藤ローサ、藤井美菜、高橋真唯、星井七瀬
大泉洋、田中圭、夏八木勲、松重豊、森下愛




  感想  ※ネタバレ注意

北海道常呂町(現北海道北見市)の女子高校生が1998年長野
冬季オリンピックカーリング競技男子日本代表選手の薦めで
カーリングチームを結成し、紆余曲折を経て成長する青春映画。



実在したカーリングチーム「シムソンズ」(2002年ソルトレイク
シティ冬季オリンピックカーリング競技女子日本代表)を
モデルとし、その来歴に題材を得て製作された。

「絶対後悔しない”今”にしよう。」

大泉洋演じるコーチが、反則を告白してフェアプレーを心がける
シーンはスポーツをしている人なら感動するはずです。
ちょっと大泉洋なのに涙出た(笑)。
本当に大泉洋が良い役です‥ってか、みんな良い役してますね。

一応ノンフィクションという内容ですが(一部脚色あり)
青春映画って内容がありきたりかもしれませんが、やはり
ノンフィクションで青春映画となれば、内容も似てくるもので
どの青春映画もよくあるパターンですが、この王道パターンは
やっぱり良いですね。

勝つことでしか得られないこともあります。
でも負けることでしか得られないこともある。

自分の高校の時を思い出してしまいます。
何かに夢中になって、青春するのはいつの歳になっても
良いものですね。

良い青春スポーツ映画です、やっぱりボクは単純にこんな
青春映画が好きやなぁ~って思いました。
カーリングの説明とかも、ちゃんと説明してくれるし、
カーリングっていうスポーツもきっと好きになれる映画です。




【評価】
 (5点/5点満点中)

そのときは彼によろしく

2008-03-31 | 邦画(さ・た)
 そのときは彼によろしく



  あらすじ 
ささやかながらも美しい水草の店を経営している遠山智史
(山田孝之)の前に、ある日突然、スーパーモデルの森川
鈴音(長澤まさみ)が現われる。実は鈴音は智史の幼なじみ
の滝川花梨で、ふたりは再会を喜びを分かち合う。
二人はもう一人、親友で画家志望の五十嵐佑司(塚本高史)
のもとへと向かうが…。

【出演】
長澤まさみ、山田孝之、塚本高史
国仲涼子、北川景子




  感想  ※ネタバレ注意

『いま、会いにゆきます』の原作者、市川拓司のベストセラーが
またも映画に。主演は『世界の中心で、愛をさけぶ』の長澤まさみ
『手紙』の山田孝之、『涙そうそう』の塚本高史だ。監督は、
ドラマ版「世界の中心で、愛をさけぶ」の平川雄一郎。
透明感溢れる名作に、純愛ラブ・ストーリーを得意としたスタッフ
・キャストが集結した。



『世界の中心で、愛をさけぶ』以来、こういう映画がたくさん出て
ボクとしては、もぅ不幸すぎる映画は苦手になってしまった。
あまりにありふれ過ぎて、感動がどんどん薄れていくのが感じる。
映画にして、誰かが死んだり、大切なものを失うということは
大切なメッセージなのだろうが‥あまりに話の内容をこじつけて
あったり、見る側を泣かせてやろうというスタッフの顔が見える
作品には正直、ガッカリしてしまう。

劇中に流れる音楽や、主演の3人(約1名ほとんど関わらない
ですが、苦笑。)は良い演技もしてると思います。
ただ違うキャストで挑んでほしかったです。
どうしても、『世界の中心で、愛をさけぶ』の延長にしか思えない。
勿体無い映画になってるような気がしてなりません。
長澤まさみ、山田孝之を楽しみたいのでしたら、良い作品かも
しれませんね。


【評価】
 (3.5点/5点満点中)

 そのときは彼によろしく HP