⑦パパの「頭の中は575」

元は「子育て日記」だったが、子供達も全員大人になっており、最近「俳句」の記事が増えたのでタイトルを変更しました。

同じお題で書きましょう「人生の分岐点」

2021-06-20 09:09:21 | その他

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分岐点。私の人生で大きな決断を迫られたのは父の未破裂脳動脈瘤(20ミリ)

が発見された時、くも膜下出血を未然に防ぐクリッピング手術をするか否かの

選択を迫られた時です。

担当医の説明では、20ミリの動脈瘤は大変大きいので、1年~2年以内に破

裂する可能性が高く、もし破裂したら3割は亡くなります。仮に助かったとし

ても重い後遺症が残るでしょう。と言われクリッピング手術をすぐにでもする

ことを勧められました。

当然、そのクリッピング手術が100%安全なわけではないことも説明はあり

ました。

父に(元気な)「どうする?」と尋ねると「絶対に嫌だ。1年後2年後に、そ

れが破裂していちころになっても構わんから、頭の中をかき回すのは嫌だ」と

当時サラリーマンで(28年前)病院廻りの営業をしていたので、脳外科では

ないが、得意先の親しいドクター10人くらいに相談すると、ほぼ全員がクリ

ッピング手術をするべきだ」と言う。数人が「分からない」だった。

親しい某外資系の医薬品メーカーの所長が、以前「僕は〇〇の占いを信じてい

て、中途採用の面接や部下の転勤移動、すべて〇〇で占ってもらっている」と

酒の場で言ってたのを思い出した。その時は「へぇ~」と言いながら、心の中

で少しバカにしていたのだが、人生でたった1回、この時だけ占いに頼った。

〇〇で、2000円払い、1つ質問するごとにプラス2000円と云うシステ

ムで白髪ロン毛の小柄な中年男性が座っている。「ズバリ、クリッピング手術

をするべきか否か」と尋ねると「それは家族で話し合って決めるのが1番です」

だって。心の中で「ふざけるな、決まらんから来たんじゃろうが!」と毒好き

ながら「はいどうも」と帰ったことをはっきりと覚えてる。

結局、家族で話し合い嫌がる父にクリッピング手術をするように説得した。私

(一人っ子)のいうことには逆らわない父だったので「お前がそこまで言うな

らそうするよ」とオペをしたのだが、父は術後歩行困難と認知のような症状も

でて、病院で2カ月リハビリ、リハビリ型の老人施設に移って、そこで亡くな

り、結局手術後、家に帰ることはできませんでした。

人生で、1番後悔しています。なぜなら、当時はクリッピングが始まったばか

りで、言い方は悪いが、脳外の先生方はそれがしたくて仕方がなかった頃で、

今はあまりしないそうです。それはこんな理由(下記のグラフ)から(未破裂

の動脈瘤が破裂してクモ膜下出血を起こすパーセンテージです)20ミリなん

て4.37%じゃないですか。当時は十分なデータがなかったのでしょうが、

1年~2年以内に破裂する可能性が高く、もし破裂したら3割は亡くなります。

仮に助かったとしても重い後遺症が残るでしょう。は、今では嘘に近いよね。

当時下記のデータがなかったのでしょうから、ドクターの説明も仕方なとも言

えますが、元気だった父を説得してまで手術を受けさせたことをずっと28年

後悔しています。

 

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コメント (1)
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