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俳句の鑑賞力を鍛えるNHK俳句テキストの「〇✖句会」今月もテキストが届
きましたのでやってみました。 過去の〇✖句会
1番良いと思う句に◎、まあまあ(先生が仰るには)並選2つに〇、そして
だめだめな句に✖を1つ。
いつも難しいが、今回は特に難しい気がする。特にいつもは直ぐに当たる✖に
迷う迷う迷う????
皆さんもやってみてください。答えはず~~と後ろの方に出しますので。
まず、私の回答
◎を結局付けたのは③番なのですが、聖樹の穂の「穂」が最後まで引っかかり
ました。クリスマスツリーの木ってもみの木ですよね。その先っぽを稲の様に
穂と言うかな?とすごく気になったのですが、親バカ句大好きなのでこれにし
ました。
〇にした④の「宴果て・・・」寒そうな中見送る方も見送られる方も寒いだろ
う雰囲気が出ているような気がした。
⑤は「海よりも青き」の比喩が良いのか、ありふれて陳腐なのか迷ったが、他
より良いかな!と〇にしてみた。
✖ですが、読みが「ほうごうしのこきむらさき」なのか「ほうごういとのこむ
らさき」なのか?分からないのと、縫合糸って青や白のような気がして?紫?
血が出て紫?とか思ったが後で調べたら用途や太さで色が決められており、紫
も確かにありましたが、よく分からないので✖にしてみたが、違っていました
岸本葉子さんの回答
井上弘美先生の答え
まず、岸本さんが〇、私も井上先生も無印の①の句ですが、これは漱石への
忌日句で、忌日句の基本は故人への挨拶句として読むのが基本で、この場合
漱石の作品「硝子戸の中へ」がひっかけてあり挨拶句として成立しているそ
うです。
私が✖をつけた②番、井上先生は〇をつけられていました><; 手術した
痕を縫う縫合糸は何故濃い紫なのかわかりませんが、目にすればドキッとし
ます。手術したことの重さに「極月」が効いているそうですが私には解らん。
私が◎をつけた③は井上先生は〇、岸本さんは無印。井上先生も「穂」まで
言うのは丁寧過ぎて「肩の子に星飾らせる」で充分に親子の楽しむ様子がう
かがえるので、聖樹の穂をクリスマスに添削されています。
岸本さんと私が〇で井上先生が無印の④ですが、助詞「に」が間違っている
そうです。「に」だと冬満月が出ている時「に」見送ったと限定されてしま
うので、添削して、宴果て送る客人冬満月 としましょう。とのことです。
私が〇、岸本さんが無印で、井上先生が◎の⑤ですが、この絨毯はホテルの
ロビーなどの特別なところにある発色が綺麗で毛足が長い、一歩踏み込むと
冬の海に身を沈めていくような。「うみより青き」で、そこにない海を思わ
せ、日常と異なる世界に入っていく巧みな句だそうです。へぇ~◎ね~w
岸本さんが〇、私と先生が無印の⑥ですが、特別な日に大事なお皿を出して
飾る。行事句らしい句です。「皿飾る」とか「皿を出す」と「~だから~す
る」と云う説明的になるのを避け「飾り皿」と名詞にしているところが良い
ですね。と褒めてらっしゃいますが、無印。ありふれてるのかな?
岸本さんも井上先生も✖で私は無印だった⑦ですが、「十二月」がどう効い
ているのか分からない。また「腕を差し出す」では定期健診なのか、気がか
りなことがあっての検査なのか。作者の状況が分からないと。また十二月は
幅がありすぎるので、季語を「冬青空」に変えるとか「極月」と年がいよい
よ極まる感じの季語に変えましょう。ですって。
いやいや、やっぱし鑑賞は難しい。先生の説明を読んだ後でも「そう?」と
思う部分が残りますが、まあ先生の〇に✖をつけたこと以外は、まあまあの
できかな? 皆さんはどうでしたか?
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