Heart Forest

日常生活の中でちいさな楽しみを探して行きます。

おこもり読書

2020-03-06 19:27:27 | 読書
こんばんは。

エルです。


平日ですが、自分は仕事が休みなので家に籠っていました。

図書館が1ヶ月休館ということで、慌てて借りてきた8冊のうち、3冊は返却ボックスへ返しましたが、いかんせんスピードダウンしているかもと焦りまして。

今日はミステリーを読みきるぞ!と決心。

ケイト・モートン『秘密』上下巻読了です。


主人公は現代に生きる60代の国民的女優。
ティーンエイジャーの時に母親が男をナイフで刺殺するのを目撃する。

男は確かに母親の名前を呼んだのだけれど、
不審者に対する正当防衛と見なされる。

時は流れ、死期が迫った高齢の母親。
主人公はなんとか母の秘密を解き明かそうとする。

もしかすると上下巻のミステリというのは皆そうなのかもしれないけれど、
上巻を読むのに骨が折れる。

なんとか読み終えた~と思って下巻に手を伸ばすとそこからはあっという間。

途中でとても読みやすい部分があって、なんというか、こどもの頃の、世界が不思議な王国に思えた時間を思い出させる文章だった。

最後の最後、ギリギリまで謎が解かれ、誰も知らなかった新たな封印まで解かれた時に、

ああ、だから自分はあの部分が好きだったのかなと思った。

著者の力量が凄まじい。


戦時下のイギリスで、誠実に生きた人間たちの
秘めた恋、諦め、生きる希望、
その行き着く先に幸あれと最後にそれだけを思った。



今日の良いこと・風が強かった1日で、さっといつものように掃除をしたあと、紅茶を二種類飲みました。
いつものように母の友人が母を買い物に連れ出してくれて、その時に小さなプレゼントを渡すことが出来ました。
私もまたまた美味しいパンを貰っちゃったのだけど。
有難いです。




皆様に幸運を!
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