北海道型鉄道模型を楽しむ

北海道の鉄道大好きな車両掛がノンビリとやってる、夕張鉄道を中心とした鉄道模型製作のブログです。(旧 夕張炭鉱鉄道の建設)

ホイストの製作 (その1)

2010-11-07 22:54:54 | ストラクチャー

ホイストを作ります。

ホイストは、天井ややぐらにつりさげて、フックを取り付けたワイヤーを巻き上げて、資材などを釣り上げる設備のことです。我々素人は、釣り上げるものは全部クレーンで済ましますが、正確にはクレーンはまさに「鶴首」をもたげた釣り上げ装置のことで、今回の様な装置はホイストというのが正しいみたいです。

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鹿の谷のホイストは、検修機関庫の扉の前にあったものです。写真の中に、21号をまたぐようにあるのがお分かりでしょうか?

やぐらは古レールで組まれていて、てっぺんにワイヤーの巻き上げ機がぶら下がっています。現存する夕張鉄道の記録映画には、おそらく国鉄工場に修繕のために送るキューロクの動輪を、貨車に積み込んでいる様子が残されています。

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古レールなので、引き抜きレールを使おうとしましたが、100番のレールは高さが2.5ミリもあり、オーバースケールなので断念。Nゲージのレールも高さが2ミリあり、実はこれでもかなりゴッツイのです。前に使った1.75ミリのレールは在庫がありません。注文してからやろうかとも思ったのですが、それでも大きいような気がしてなりません。あれこれ悩んでいいるうち、数十年前に手に入れた木製の I 字材が目にとまりました。これの高さは1.5ミリで小さく、オーバースケールにはなりません。強度が気になりましたが、サーフェーサーで固めてしまえば何とかいけそうです。といううわけで、鉄製のストラクチャーを木で作ることになりました。

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早速、写真資料から割り出して、設計図を引きました。それに合わせて、いつものチョッパーでサクサクと…いきません。チョッパーではせっかくのI(アイ)の形が押しつぶされます。しかたなく、あらかじめ瞬間接着剤をしみこませてから、チョッパーで切るようにしました。これで大丈夫。

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柱は、I 字材を2本合わせて組み立てます。斜めになるので、文鎮を利用して高さを合わせ、速乾性木工ボンドで組み立てます。

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とりあえずの形になりました。意外と強度があり、工作に不自由はなさそうです。

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最近、昔から作りたいと願っていたものを、次々と着手できるようになり、結構はまっています。相変わらず、仕事で行ったり来たりなんですがね。

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こんな感じで…