アルフレッド・リード=Alfred Reed (1921年1月25日 - 2005年9月17日)はアメリカの作曲家・指揮者。特に吹奏楽においては、この名を知らないものは居ないであろう、20世紀を代表する音楽家の1人である。
かの大曲「アルメニアン・ダンス」をはじめ、序曲、交響曲、組曲、その他作品において200以上の作品があり、そのうちのどれかに触れた・演奏したことのある吹奏楽人は多いはずだ。来日回数も多く、私自身も氏の指揮で、序曲「カーテンアップ!」を演奏したことがある。
今回、「泣ける曲」として残しておきたいのは、そのリード氏が作曲したウィリアム・シェイクスピア戯曲シリーズの「ハムレットへの音楽」の第二楽章・「ハムレットとオフィーリア」である。
「ハムレット」の作品概要、及び、この楽章が戯曲のどの部分の場面であるかは割愛させていただくことにして、まずは聴いていいただきたい。
クラリネットの静かなコラールと、カップミュートを装着したトランペット・トロンボーンのハーモニーに続き、木管が歌った後、オーボエの長いソロが続く。この旋律が涙を誘う。次第にホルンのオブリガードを伴ったヤマを迎え、静かに曲が閉じられる。
このテの哀愁を帯びた旋律を持った楽章を持つ曲は、リードの全盛期の作品に多く見られており(『プロセルピナの丘』や『オセロ』の第3楽章「オセロとデスデモーナ」etc…)、私自身が、高校2年生の夏、吹奏楽コンクールに出場した際の自由曲だったこともあり、取り上げた。わたしのパートであるトロンボーンは出番がほとんどないのだが、「ハムレットの、オフィーリアへの実らぬ恋」という観点から見ても、ハムレットの「悲劇的な最期というものを暗示させる」という観点から見ても、少ない出番を演奏し、曲を聴いていると、この楽章の持つ抑揚感はすばらしく、涙腺が緩む瞬間が非常に多い。
余談だが、吹奏楽にまつわる楽器を演奏している、あるいは実際に演奏している人間の中で、リードの作品が「大好き!」という人と「大嫌い!」という人は結構はっきり別れている傾向が強い。わたしは「聴くには楽しいけれど、演奏するとなるとちょっと・・・」という感じで受け止めているのだが―
音源は多数あるのでいろいろ捜してみるとよいが、あえて無難な線で、東京佼成WO演奏・リード氏自ら指揮をした、このアルバムを。
アルフレッド・リード作品集 KOCD-3553
Music for “Hamlet“
Ⅰ)プロローグ:エルシノア城とクローディアスの宮殿
Ⅱ)ハムレットとオフィーリア
Ⅲ)俳優たちの入場
Ⅳ)エピローグ:ハムレットの死
かの大曲「アルメニアン・ダンス」をはじめ、序曲、交響曲、組曲、その他作品において200以上の作品があり、そのうちのどれかに触れた・演奏したことのある吹奏楽人は多いはずだ。来日回数も多く、私自身も氏の指揮で、序曲「カーテンアップ!」を演奏したことがある。
今回、「泣ける曲」として残しておきたいのは、そのリード氏が作曲したウィリアム・シェイクスピア戯曲シリーズの「ハムレットへの音楽」の第二楽章・「ハムレットとオフィーリア」である。
「ハムレット」の作品概要、及び、この楽章が戯曲のどの部分の場面であるかは割愛させていただくことにして、まずは聴いていいただきたい。
クラリネットの静かなコラールと、カップミュートを装着したトランペット・トロンボーンのハーモニーに続き、木管が歌った後、オーボエの長いソロが続く。この旋律が涙を誘う。次第にホルンのオブリガードを伴ったヤマを迎え、静かに曲が閉じられる。
このテの哀愁を帯びた旋律を持った楽章を持つ曲は、リードの全盛期の作品に多く見られており(『プロセルピナの丘』や『オセロ』の第3楽章「オセロとデスデモーナ」etc…)、私自身が、高校2年生の夏、吹奏楽コンクールに出場した際の自由曲だったこともあり、取り上げた。わたしのパートであるトロンボーンは出番がほとんどないのだが、「ハムレットの、オフィーリアへの実らぬ恋」という観点から見ても、ハムレットの「悲劇的な最期というものを暗示させる」という観点から見ても、少ない出番を演奏し、曲を聴いていると、この楽章の持つ抑揚感はすばらしく、涙腺が緩む瞬間が非常に多い。
余談だが、吹奏楽にまつわる楽器を演奏している、あるいは実際に演奏している人間の中で、リードの作品が「大好き!」という人と「大嫌い!」という人は結構はっきり別れている傾向が強い。わたしは「聴くには楽しいけれど、演奏するとなるとちょっと・・・」という感じで受け止めているのだが―
音源は多数あるのでいろいろ捜してみるとよいが、あえて無難な線で、東京佼成WO演奏・リード氏自ら指揮をした、このアルバムを。
アルフレッド・リード作品集 KOCD-3553
Music for “Hamlet“
Ⅰ)プロローグ:エルシノア城とクローディアスの宮殿
Ⅱ)ハムレットとオフィーリア
Ⅲ)俳優たちの入場
Ⅳ)エピローグ:ハムレットの死