日常的にロンドン

ロンドンでの日常的な毎日やイベント情報と
大好きなヨーロッパの気ままな旅日記。
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世界遺産 ミストラ 中世の面影

2008年05月26日 | 旅日記-ギリシャ編5-
ミストラス(Μυστράς) 中世ビザンティンの廃墟。 世界遺産。

ガイドブックの小さな写真を一目見たあの日から、、行きたくて行きたくて仕方なかった。
本当にやっと来れたんだなぁ、って感想と遺跡にまじめに感動したのとで
ちょっぴり涙が出てきてしまったのでした。

Wikipediaで調べてみると意外と最近まで(1949年)わずかではあるけれど
人が住んでいたのだそうでかなり驚いた。
もう、ずっと昔に今の姿になったものと思っていました。
パンタナサ教会(尼僧院)だけは今も修道女が住んでいるけど
ソレとは別に、って意味で。


ダイゲストス山脈の突端、標高600mほどの山の斜面に作られた教会の街。
2箇所の入り口がある。下のメイン・ゲートと上のフォトレス・ゲート。
タクシーで行ったらメイン・ゲートで下ろされたのでそこから入ったのだけど
大変な山登りをすることになっちゃった!
 
メイン・ゲート。さっぱり、そっけない感じ。
山頂には城塞があり、遥か下からソレを目指し延々と上がっていったわけです。
でも目の前に現れた素晴らしい遺跡に心奪われ サンダルで結構な山登りを
している辛さなんて全然感じなかった!道行く人はしっかり杖を持っていたり、
山登り用もしくはハイキング用の装備をしてるってのに。
こちらは無謀にもサンダル・・・。まぁ、いつもの事だけど。

入り口でガイドパンフ等買って見ながら遺跡めぐりをしようと
思ってたのにそんな類のものは一切なし!
っていうか、入り口近くにはそういう観光地に付き物の施設はまったくなし!
世界遺産なのにそういう面ではまるでお構いなし!
名物ミストラまんじゅう(?)があったらソレはソレでビックリ仰天だけどサ。。

おかげで見ている間、なにがなんだかさっぱりわかりませんでした。
持っていったガイドブックに小さな地図は載っていたけど・・・それだけじゃあね。
こういうときに専属ガイドさんでもいてくれたらな、って思う。
日本語でいろいろ教えてくれるなんて素晴らしいよね!未だかって経験なしです。

山肌に張り付いたような遺跡を順に見ながら登っていく。
城塞は果てしなく遠く見える。たくさんの教会を通り過ぎ、素晴らしい景色にも
感動しながら、登っていく。
  
登っていく。。。

まだまだ登っていく。標高600m ってのは後で知ったんだけど
本当にそれだけなのかーーー?? すっごい登ったのに??

やっと山頂に着いた。ダイゲストス山脈の渓谷が見渡せる!素晴らしい眺め。。。
(また下の入り口まで降りなきゃいけない事なんて忘れさせてくれる。)

しばし山頂でのんびり。 空気も美味しい! 
遠い昔スパルタで虚弱児と認定された赤ん坊はここから棄てられたのかな・・・
なんて怖い事も考える。 さまよう赤ん坊の霊は怖すぎるな・・・とか。

しばらく物思いにふけった後、下山!
来た時とはちょっと違うルートで降りました。時間は3時少し前。閉まる直前でした。
12時少し前くらいに到着したのだから・・・正味3時間近く遺跡を満喫したわけです。
最後に博物館を見学して、ミストラを後にしました。

思い描いていた通り、素晴らしい遺跡群でした。ここに来れてよかった。




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