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一千一秒物語

2021年09月20日 | 読書
2007年に買った

ブログには
 プーたちが大好きなムーンライダーズの名前、
 この作品の中の短編からとられているんですって。
 まだ読んでないんだけど、確かに「The Moonriders」って
 作品が入っています。う~ん、楽しみ!

と、書いていますが、たぶんその一編だけを読んで放置していた模様。
今さらながらちゃんと読みました。

表題作品のほか計9編が収録されていまして
「一千一秒物語」は短いものだと2行しかない超ショートショート。
お月さまやお星さまが擬人化されていたり、かなりシュールです。
都会の宮沢賢治って感じがちょっとしたかな。
確かに同時期ですね、2人とも。稲垣足穂のほうが長生きでしましたが。

「黄漠奇聞」「チョコレット」「天体嗜好症」「星を売る店」
まではファンタジックな世界観が面白く感じられました。

「黄漠奇聞」では傲慢な王さまが自然を敬おうとせず
国旗に描いた月より本物の三日月のほうが美しいとはけしからん!と
夜空から月を撃ち落とそうとします。それがかなわないとなると
今度は「八方から眺めうる三日月」を作らせ城に飾らせようとします。
どこから見ても三日月な物体を作るのは不可能ですよね~。
ホログラムならできるか?



思わず三日月の絵を検索。ははは。

そのあと「弥勒」「彼等」「美のはかなさ」「A感覚とV感覚」は
小説なのかエッセイなのか、なんかプーの頭では「???」でした。

ま、たまには頭を使う本も読まなきゃね! ふふふ。
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