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タイム・マシン

2024年03月13日 | 読書
一昨年読み始めたSF集



ジュール・ヴェルヌを9作(!)読み終わり、次はH・G・ウェルズ。

まずはThe Time Machine(タイム・マシン)です。



確か殺された恋人を救おうと過去に戻るんだよね~
と思ったらそれは2002年の映画の内容でした。

原作では、とある科学者が時間移動装置を完成させたと友人たちに告げ
1週間後の会合には変わり果てた姿で登場し、はるか未来の話をする。
西暦802701年(!)の世界にはEloiという美しく無垢な(そして無知な)種族と
Morlockという野蛮な、しかし機械を操作できる類人猿が存在する。
その実態は満ち足りすぎて探求心を失くした富裕層/有閑階級を
食肉として飼育している労働階級、であった。
命からがら現代に戻ってきた科学者の話を信じる者、笑う者、感心する者。
翌日、半信半疑の友人が1人科学者を訪ねるが
目の前で時間移動装置に乗り込み旅立つ(=目の前で姿を消す)科学者を目撃。
しかし科学者は二度と戻ってこなかった…。

というお話でしたっ。え、ってか、科学者、どこ行った? ははは。
2002年の映画では何度も恋人は救おうとするんですけど成功しないんです。
なぜなら、恋人の死→タイムマシンを作る動機→
恋人を救ったらタイムマシンは存在しない、というパラドックスなわけです。

ジュール・ヴェルヌ(1828-1905)と
H・G・ウェルズ(1866-1946)という年代の差なのか
英訳されたフランス語が読みづらかったのか
1895年に発表された本作、ジュール・ヴェルヌよりずっと読みやすかったです!
Comments (4)
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