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高校の選択科目は音楽を選んだと、以前ここに書きましたが本箱の隅から楽譜のスコアが出てきました(写真)。
実家を片付けたときに義兄が取っておいてくれたものです。
ベートーヴェンの交響曲第五番「運命」です。
中を開くといろいろな書き込みがあって、主旋律と思われる楽器の五線には赤でラインが引いてあります。
今となってはほとんど記憶にありませんが、授業でレコードを聴きつつ先生の解説をスコアに書き込んでいったものでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/e4/432c86226621a0e667613970bf8e2c00.jpg)
中学時代はブラスバンドをやっていたので、楽譜を読むのはさほど苦手ではありませんが、いま曲を流しながらこのスコアを追っていこうとしたら何度もどこを演奏しているのかわからなくなってしまいました。
手元のは『名曲スコア』(音楽之友社、昭和23年発行、昭和44年第19刷)というシリーズで新書判より少し幅広い程度の大きさなので老眼には反復記号などが読み取りにくく楽譜を追っていけなかったのでしょう。
スコアを見ることはブラバンでもあまりなく、せいぜいパート譜でほかの楽器の動きを読んでいた程度でした。指揮をする場合はもちろんスコアが必要ですが、有名な曲をスコアで追っていくという経験は高校の授業が最初で最後だったと思います。
でものんべんだらりと聴覚だけで聴いているよりも、ほかの感覚も併せて聴くと何倍もの刺激を受けることは間違いないですね。今度はちゃんと譜読みをしてから聴いてみましょう。
たまにはこうした楽しみ方もあるな、と思いました。高校の選択科目で音楽を選んでよかったと、少しはいえるかな?
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