リタイアした「から」、あれがやりたい。これもやりたい。

人生のセカンドステージに、もう一度夢を描き直す。
「夢翔庵」の気ままなひとり言です。

「銀座コア」の終焉

2023年03月18日 | ひとり言

銀座通りの5丁目にあるテナントビル「銀座コア」が閉店し、新しいものに建て替えられるみたいですね。
1971年開業とのことですから、半世紀以上にわたって界隈のランドマークだったわけですね。

銀座にある(から)会社に入って、毎朝このビルの前を通って出勤し、外出時にはこの中を通過したり、ときには入っているテナントで食事したり買物したり・・・と、ほんとうに身近なビルでした。
サラリーマンになったのが1975年ですから、開業5年目からのおつきあいだったことになりますね。

いろんなテナントが入ってはまた変わったりしてきました。

遠い昔たしか7階に「テクニクス銀座」という今のパナソニック(当時のナショナル、松下電器)のオーディオ製品のショールームがありました。今からは想像もできないでしょうが、当時は音響機器が家電の花形のひとつだったように思います。

やはり上のほうの階にあった「楼蘭」という中華料理店では、跳びはねる海老にアルコールを振りかけて火をつけるという、ちょっと残酷なパフォーマンス付きの料理に驚いたこともありました。

それほど回数は行っていませんが、1階の老舗・甘味処「銀座若松」。真夏の得意先からの帰りにかき氷をいただいたことも。
地下には日常の昼飯に利用したお店がいくつもありました。いまはもう多くのテナントが退去してしまったようですが、1丁目から移転してきた「つばめグリル」もよく利用しました。

ちょっとした調べ物や雑誌からトレンドを探るために書店は便利な存在でした。近隣の近藤書店や福家書店がなくなったあとはこのビルに入っている本屋さんをいちばん利用しました。「ブックファースト」や「くまざわ書店」だったでしょうか。

書店まで上がるのにエスカレーターを使ったときには、途中階にあるお香の店「香十」や印伝の「池田屋」もよく覗いていましたね。

いま、「銀座コア」のフロアガイドをHPで見てみるとテナントがほとんどなくなっていて、空きスペースに”coming soon”と書いてあるのが却ってウラ寂しく感じますね。もう開店はないのに…。
さようなら。銀座コア。

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