リタイアした「から」、あれがやりたい。これもやりたい。

人生のセカンドステージに、もう一度夢を描き直す。
「夢翔庵」の気ままなひとり言です。

『行かずに死ねるか!』

2007年07月18日 | 旅する
タイトルにびっくり! かもしれませんが、本のタイトルです。
石田ゆうすけ著、幻冬舎文庫で出ています。

タイトルはもしかしたら内藤陳さんの『読まずに死ねるか!』(集英社文庫)からの発想かもしれませんが、内容は自転車による世界一周旅行の記録です。

そう言ってしまえば単純ですが、この著者は占いで「順風満帆だが、スリルや冒険とは縁のない人生だ」と言われ、「よーし、上等や。運命を変えてやる。自分の力で変えてやるわ!」と、会社を辞めてただ一人世界へと旅立ったのです。それもなんと、7年半(!)にわたって――。

行く先々で起こる事故や事件、人との出会いと別れ。「世界一」との邂逅・・・。一気に読めますが、まるで一緒に旅しているような感覚をおぼえました。そして、一緒に感動したり涙を流したりしました。

個人的に嬉しかったのはこうした冒険物語を読んで、自分も行きたい、この目で同じ風景を見、人々に会ってみたい、と思えたことです。まだまだ、若い気持ちを持てている!? この本で勇気をもらえました。

まさか、自転車での世界旅行はないでしょうが、外へ向ける気力を持ち続けたいと思いました。