リタイアした「から」、あれがやりたい。これもやりたい。

人生のセカンドステージに、もう一度夢を描き直す。
「夢翔庵」の気ままなひとり言です。

『図書』と『波』

2007年07月29日 | ひとり言
岩波書店の『図書』がこの7月号で700号となりました。1949年の復刊からの通算だそうです。

最初は書店からもらってきていましたが、すぐに定期購読を始め、もうかれこれ35年ほどになるでしょうか。今月号を見ると「定価100円」「一年分1000円」とありますが、当時は一冊10円か20円と表示されていたのではないでしょうか。(書籍同様、ある時点から保管しなくなったので不明。)

このPR誌がいろいろな読書の参考になりました。岩波書店の書籍自体の熱心な読者とは言えませんが、岩波文庫の特集などで読むべき古典を選んだりしました。多くの人が推薦していた『ジャン・クリストフ』や『若きウェルテルの悩み』などを読む気にさせてくれたのもこの雑誌でした。

そうそう、准陰生という人の読書に関する随筆も毎月楽しみにしていました。この雑誌での連載が本になって話題になった作品も多いようです。

出版社のPR誌ではほかに新潮社の『波』を定期購読していますが、本自体を読むおもしろさとは別に、そこへいざなう試し読みのような楽しみを与えてくれるものだと思っています。