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山村有佳里のミュージック+プラス

毎月第一火曜14時&23時FM79.7にて「山村有佳里のミュージック+プラス」放送中♩

4/28南米の風コンサートでした。

2024-05-08 18:55:29 | コンサート

米阪隆広さんとのコンサート終演しました。今日は30℃超えの夏日で、タイトル通り「南米の風」的な日になりました。米阪さんのこちらのコンサートシリーズももうvol.21。前回出演したのがVol.16でした。
長くシリーズを続けていてえらいなあ。

久しぶりにヴィラ=ロボス 
ブラジリアンバッハ第5番演奏しました。
無伴奏ピッコロでピアソラ   タンゴエチュードも。

Bachianas Brasileiras No. 5 - Aria は国内外のギタリストと山ほど(?)演奏しました。
演奏していると色んな国の会場やギタリストを思い出すから不思議。

少し前に拙著を読んで下さった方が
「初夏のヨーロッパの薄暮から夕暮れに変わる時間の空の色合いは、まるで架空のアリアの旋律が夕暮れの空気の中に微かに溶けていくような、」という箇所が好きだと感想を下さったのですが、

Bachianas Brasileiras No. 5 - Ariaは
原曲はソプラノと8挺のチェロで、
フルート はソプラノのパートを演奏するけれど、以前はこのポルトガル語の歌詞の月、という言葉に引っ張られてもっと夜の印象だったのですが、改めて読むと、

「夕暮れ  美しく夢見る空に
薔薇色の雲がゆったりと浮かぶ
柔らかい月が夕暮れを飾り、」

とあって、
月の出た夕空に薔薇色の雲が浮かぶ、
というなんともいえない時間帯の幻想的な空の様子で、きっとそれは、欧州の空とまた違ったブラジルの広大な空のはずで、そうなると印象が変わるなあ、
そして、夕暮れ、ですか、と。

最近はコロナ禍前より以前?によく演奏していたレパートリーや編成が周ってきて旧知の友人に再会したような感じです。次はどんな楽器とかな。

案外初降ろしだったピアソラ    ウィスキーが
良かったというお客様もいて、酔いどれ感出てたんでしょうか…(注:飲んでません)

次回米阪さんと共演は6/8山村有佳里&タンゴグレリオとしてで、京都です。
こちらもよろしくお願い致します。

ご来場いただきましたお客様
ありがとうございました。

 

 


【義援金の御礼とご報告】

2023-12-31 11:03:32 | コンサート

【義援金の御礼とご報告】

 

「クリスマス時期にトルコに行ったとき、友人に2425日何するの?って聞いたら、2日間車の中に沢山プレゼント積んで、生活の厳しい家庭の子供達に配るんだ、って。エリートで紳士風な彼からそんな言葉が出てきたことが印象的で、

感動して、その言葉が忘れられないの」

 

主催のT/M企画さんから、

彼と全く同じことは出来ないけど、

日本の皆様にチャリティーとして

今回のコンサートをクリスマスプレゼントに、

そしてそこで協力していただいた義援金を

トルコの被災者、とりわけ子供たちに

寄付をしたい、という思いからはじまった

「ビュレント・エヴシル/フィリップ・モル

日本トルコ国交樹立100周年に寄せて」 

のコンサートでしたが、

その一連のコンサートにて

トルコでの震災における義援金を

皆様のお陰で沢山募る事が出来ました。

20243月にその義援金を持って、被災したトルコの孤児院を回ることにしました。

孤児院を支援してる団体に直接寄付致します。

各会場にお越しいただきご協力いただきました皆様に心より御礼申し上げます。

 

と、皆様にお伝えくださいとの事です。

 

皆様良い新年をお迎えください。

来年もよろしくお願い申し上げます。

 

T/M企画 嶽道優子、出演者、関係者一同


日本トルコ国交樹立100周年演奏会 終了!

2023-12-27 16:10:11 | コンサート

ビュレント・エヴシル/フィリップ・モル 
日本トルコ国交樹立100周年に寄せて
の全公演が24日東京、25日埼玉川口で無事終了しました。

フィリップ・モルといえば、出会ったのは何年も前ではあるものの、例えば、子供の頃、とりわけゴールウェイのCDを両親に買ってもらうと必ず載っていた伴奏者の名前で、小学生のユカリちゃんはこんな時を経て日本で一緒に演奏する日が来るとは想像もしなかったわけです。
(会場に足を運んで頂いた同じ様に思う器楽奏者や声楽家も多数で)
今回共演したトルコから来たビュレントは20代からフィリップと演奏しているようですが、クリスマスイヴに誕生日を迎え、
この世界的に有名な伴奏ピアニストと日本で美しい音楽を奏でながら過ごす誕生日が来るとは、と。
それぞれが感慨深い日々でした。

 

今日は昨日の埼玉川口をもって、
全公演を終えた打ち上げでした。
フィリップ&優子さんご夫妻はお正月明けまでご滞在。ビュレントは明日イスタンブールへ。
寂しくなります…が!
ビュレントは来秋再び来日、
そして私達はまた共演予定です。
今回お運び頂いたお客様、そして残念ながらお越し頂けなかったお客様、良かったらまた私達に会いに来てください。

ご来場いただき本当にありがとうございました。

 

 

 


12/22 宮崎公演終了!

2023-12-24 07:19:31 | コンサート

 

12/22 宮崎公演終了しました。
会場は以前利用した事がある人たちに聞いていて、楽しみにしていました。
自分の音がクリアに聴こえて吹きやすい会場でした。宮崎在住の沢山優秀なお弟子さんを輩出されている桐原直子先生に入ってもらって、大阪で実現出来なかった3本フルートの曲も演奏出来て楽しかったです。クリスマス感出たかしら。

大阪会場で本邦初演となった(ことを当日知らされた人)
Şadi Işilay    Dance for the Sultan
 (Sultanіyegâh Sirto)
 シャディ・イシライ (サルタンイェゲ シルト)オスマン朝の舞曲 
(For Flute Duo and Piano)
を宮崎でも演奏し、1番フルート と2番フルート が半拍ずつ、一拍ずつとずれて演奏をしていくので、譜めくりの人が、怖くて座れないという…(そもそも8/5で始まる)でも吹けば吹くほど面白く、
クセになります。素敵な曲を日本に紹介してくれたビュレントに感謝です。

リハーサルから本番までフィリップとビュレントには沢山のヒントをもらい、2人の演奏から沢山の情報を感じることが出来て、
大阪も宮崎も楽しく演奏できました。
そしてみんなで過ごした大切な時間。

ビュレントもフィリップも大阪、宮崎と共に温かいお客様に大変感激していました。
もちろん私も。
また宮崎公演でもトルコの震災への義援金をありがとうございました。
ご来場頂きました皆様に心より御礼申し上げます。

空き時間に手が利かなくなった父から頼まれていた、父のイギリス人の友人宛てのクリスマスカードを代筆して宮崎の郵便局から送りました。Miyazakiのスタンプで届くかな。
頭の中はまだトルコの舞曲が流れています。
旅先での生活も演奏も馴染んだ頃になって終わりますね。




日本トルコ国交樹立100周年公演 大阪会場終了!

2023-12-20 14:01:58 | コンサート

12/19.日本トルコ国交100周年に寄せて
ビュレント・エヴシル/フィリップ・モル
〜トルコ音楽に秘めた熱き想い〜大阪公演終演致しました。

私は今回のシリーズは賛助出演でビュレントと私そしてフィリップのピアノとの2本フルートとピアノのための作品で、トルコの作曲家シャルディ(本邦初演、譜めくり泣かせな曲)、
ハンガリーのドップラー  、と異国情緒溢れる曲に参加させていただきました。
曲の詳細はまた書きますが、
聴いた直後のスーパーエンジニア五島さんの
私の音楽的な役割についての感想が鋭すぎて脱帽。

出演予定だった杉山翼さんが急病で出演を見合わせる事になり、前日にそれを知って、3本フルート とピアノの編成の曲だった曲が出来なくなったのでアンコールで私が入って演奏したゴーベールは前日急遽初見で。
でも少し前の投稿でも書いていた様にゴーベールのこのサイズの作品好きなのでゴーベール先生から寄って来てくれました(?)
こちらもギリシャ風で異国的ですね。大好き。

会場では大好きな人達ばかりに見守られて楽しく演奏出来ました。
年の瀬の平日夜のお忙しい時期にご来場いただいた皆様に、そして2023年3月のトルコでの震災のための義援金にご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

スイスでビュレントはゴールウェイのマスタークラス内で2位を獲り、私はピッコロでゴールウェイに招待されて出会い、長年サー・ジェームズ・ゴールウェイをはじめ、錚々たるアーティストの伴奏を務めている今年80歳になったフィリップと、今回同じステージ上でお互いの「気持ちの揺れ」などを感じ、それぞれを気遣いながら演奏
する。私達それぞれの出会ってからの年月を思いました。

歳を取るのも良いものです。