去年のあの日

無事におまいりを終えて今はの中です。

去年の5月10日と11日は、名古屋で沢田研二さんの音楽劇「ぼんち」公演がありました。

10日は大雨 5月にしては肌寒く、わたしは震えながらホテルに帰りました。
去年の今頃。確かジュリーも体調があまりよくなかったようで、公演前にお医者さんに行ったりしていた、と後で言ってました。

次の11日は、前日とは違っていいお天気
ママは自分の妹とお友だちとで「ぼんち」を観にきました。
「ぼんち」はこの日がホントの千秋楽でした。

ジュリー演じる喜久治さんが愛する幾子さん(土居裕子さん)を亡くして、雨の中で泣くところ
あの日、ジュリーはほんとに泣いてて…

ママは、ジュリーのライブは見に来たことはあったの。
でもお芝居や音楽劇は初めて。
「ジュリーってやっぱりきれいね。歌もうまいよね」
ってみんな絶賛してくれた。

こうして大満足してママ一行は帰った。わたしも迎えにきてくれた彼と帰った。
その夜中…。

ママは藤山直美さんが好きだったから、ジュリーと「春団治」を御園座でやったら、ふたりで着物着て観に行こうね、って約束してたんだ。
間に合わなかったね

皮肉なことに今年の12月に、御園座で「春団治」がある。
さっきおばさまたちに宣伝したら「みんなで着物着て観に行こうね」と言ってくれた。

彼にはほんとに感謝してる。ゆうべもなかなか寝付かれないわたしを気にして、ほとんど寝てないし…。
去年のあのときもまともに歩けないわたしを抱いて病院の階段を駆け上がってくれたんだ。
何も食べられないわたしに、ちょっとずつちょっとずつ、お寿司を食べさせてくれたり…。


彼の優しさは一年経った今も全く変わりません。
今年は秋にパパの三年のおまいりもあります。
ちょうど11月のジュリーの春団治・南座公演の前かな。