誰も書かなかったジュリー白書４

４回目の記事は、ちょっとショッキングな内容だった。
ジュリーは、自分の顔が邪魔で、悩みの種だったことがある、って

「PYGを始めたころ、自分のこの顔がいけないんじゃないかと思ったことがありました。タイガースの延長としてしか扱われないし、男の客にはうけないし」

PYG が出るコンサートは、女の子の歓声と、男の客の「帰れ、ひっこめ」という罵声がとびかっていたそうだ。
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還暦コンサートのMＣだったかな。ジュリーがよく言ってた。
各グループサウンズから、メンバーが出て、足し算になるはずがそうはならなかった。
お客さんよりメンバーの数の方が多かった…なんてこともあったって。
わたしには未だに想像ができない。
だって、あのジュリーがいるのよ、ショーケンだっているのよ、それがいくらなんでも、そんなに急にファンがいなくなるなんて
還暦前までの何年間かはコンサートでも、あまりお客さんいなくって空席あったこともあって、わたしはそれを見てて、悲しくて、「あ～このまま、どんどん少なくなっていっちゃうのかな、ジュリーどう思ってるのかな…」と思っていたけど、
PYG のときの方が、ジュリーは辛かったのかな。


「あの時、ひっこめっていわれたことがバネになっているよね。もうカッコつけてられない。みんなハーモニカとか即興でやったりするのに
何もできんわけや、自分が情けなくって。曲作ろうと思ったのもあそこにあったよね」

「一生懸命やってます、とか努力してます、とかおもてに出すのは大キライやからね」
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これ、すごくジュリーらしいと思う。
還暦のとき、ドームの前後、すごくお客さま増えて、正直なところ、わたしなんかすごく戸惑った。
わたしがあちこち行き出したころから、それまで、チケットが抽選になったことなんかなかったから。
ジュリーはあのころ「おかげさまでまた売れちゃって」
と言ってたっけ。
いつもいつも自然体で無理せずがんばってきたからこそ、今がまたあるのかな。そう考えると、今のジュリー、すごくしあわせなんだろうな～って思う。わたしなんかが言うの偉そうだけど。

記事の最後はまた、ショッキング

思春期の頃、自分の顔にかみそりをあてたことがあるそう。
「あれはイタイもんやね」
今（この当時の）は？
「武器だと思ってます」だって
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64歳の今のジュリーはどう思ってるかな。ときどき、顔、おっきいな～って思うときもあるけど、わたし、ジュリーって今もすごく整った顔立ちだと思う