誰も書かなかったジュリー白書５

この５回目の記事は、書くのが難しい
だって、今のジュリーならどうなんだろうというのが、わたしには想像できないから。

５回目のタイトルは「現役スターの意地とプライド」、サブタイトルは
「出続けるしかないんや」。

ジュリーがかつてアルバム全曲を書いてもらったあるアーティストのことを、「あと５年彼が第一線で歌っていたら、彼のことを認めます」
と言ったという。
このアーティストは当時（今もだと思うけど）テレビに出ていなくて、
でも、テレビ番組なんかで、この人の歌を歌わされることが何度かあり、そのたびに、ジュリーは
「なんでテレビに出ん人の歌を歌わないかんの」と思っていたようだ。
ジュリーはタイガース時代から、ずっとテレビに出てきて、それがあるときから、テレビに出ない人たちが力を持ちはじめた。
「出ん人のほうが値打ちがあるのかもしれんけど、どっちが貢献してるのか、わからせるしかないわ、とか
思ったりしましたね」
「ベストテンなんかでも、何回記念とかになるとやめた人のビデオばっかりやる。なんでやめた人のばっかりやるんだろうと思ったりはしますね」
↓
ジュリーは今はテレビにほんとに出なくなった。
このころはまだ出ていたころだったからこその発言なんだろうけど。
2001年だっけ、まるでなにかが変わったみたいに、ジュリーはテレビに出まくったことがあったっけ。
でも、あのとき、わたし、思ったのは、なんの宣伝もしてなかったように思う。
ふつう、テレビに出るときって、新曲の宣伝したり、映画に出るとかいうお知らせだったりするのに、そういうのなかったと思う。
もう記憶が定かでないけど、この頃、歌番組というよりは、バラエティーに多く出ていて、たしか誰か司会の人が、「なにかお知らせありますか」と聞いたのに
ジュリーは「いや、特になにも」
と平然と答えてたような記憶がある。

さらに記事では、

その時代によって、ジュリーの前には新しい相手が登場してきた。そのなかで生き続けてきたからこそ言えること
「GSのころはぼくらも新しいと言われてた。そんなもん、どっちみち古くなる。でも出てないとモノ言えないしね。売れるということで言っていくしかないわけですよ」
↓
これは、今のわたしが個人的に自分で思ってること。しょせん、結果がすべてだ、モノを言えるのはそれなりの結果を出してないと無理だ、と、今のわたしは思っているから。
今のジュリーは、もっと心穏やかになっているのかな。それとも本音は？