開業景気だろうがなんだろうが盛り上がってスタートが切れたのなら何より。
いきなり閑古鳥が鳴く可能性だってあったろうし。
先ずはメデタシです。
そのうえで今後の課題を議論することは、それはそれで当然重要。
函館経済界は戦々恐々としているんだろうし、しっかり皆で考えればいい。
ただね・・・
これはこの記事だけの事なのかもしれないけど、最速4時間2分の北海道新幹線の大きな問題の一つが「4時間の壁を越えられない」というのは・・・
見当違い・・・いや「表現間違い」だと思う。
もしそれが一番大きなウィークポイントだということになってしまったら、4時間を割り込むことに成功した時の歓喜と落胆のギャップは相当なものになるはず。
だって、4時間の壁と言っても、既に4時間2分では着くわけだ。
それが3分速くなったからって便利になる・喜ぶ人はいる?
いないでしょ。
4時間が3時間、2時間になるなら話は変わって来る。
飛行機との所要時間比較もし直しになる大変革だ。
時間の壁はそのレベルで突き破らないと大きな影響を及ぼさない。
けど、青函トンネル内の80kmだけのスピードを速くしたって、到達時間の短縮には限度があるでしょ。
とても乗客が「早くなったねぇ」と喜ぶような効果が得られるとは思えない。
「早さ」に関しては、徐々にいろんな部分を改善しながら刻んでいく長くかかる作業であって、今すぐ出来ることではない。
今出来ることは、新幹線と飛行機の価格競争で函館までの運賃がより安くなることと、その価格と「4時間くらい(or飛行機の時間)」で行ける函館に「行きたくなる何か」を考えること。
できたばかりの北海道新幹線のいつ改善できるか解らないウィークポイントを突っついてやいのやいの言うのが中心になるのは、時間の無駄じゃない?
・・・ってこの記事見て思った次第です。