いちご狩り

先週の土曜日、遅めの朝食でをほおばる長女と次女を見ながら突然ひらめいた
「たくさん食べに行こー」
「いくいくー」

そこでパパの出番。でいちご狩り情報を調べてくれました。
そして向かった先は和歌山県御坊市日高の「ひだか農園」

こういう時、カーナビってとっても便利。とっても賢い
一度も道に迷わず、初めての場所に連れて行ってくれました。

以前東京に住んでいた時、栃木のいちご狩りに行ったことがあるのですが
その時は1000円ほどの入園料を払うと、あとは取り放題食べ放題（持ち帰りは禁止。別料金）
今回は入園料は100円とお安い代わりに、ハウスの中では取るだけで食べるのは禁止。後で取った分を測ってもらって買い取るというシステム
100ｇ200円って高いの？いちご一粒って何グラムあんの？
よくわからないまま、大きいパック２つ分、取りまくったと。



食べちゃだめと言ってるのに、すぐにを口に運ぶ。
そりゃあ、仕方ないよなー。落ちてる食べ物でも口に入れる習性なんだから。
小さな口に大きないちごをひとくちでほおばって、もごもご言ってるを見て
「わたしもたべたい」
「じゃあ、内緒でひとつだけよ」
姉妹を平等に育てるのがモットーの母としては妹だけ許して姉を許さないのはかわいそう。しかしそれが違法であっても許していいのかはギモンだな。

大好きなものはちびちび食べる癖のある。
「見つからないうちに早くひとくちで食べなさい」
と言ってるのに、ひとつのを10くちくらいでかじりながらゆっくり堪能する。農園の人に見つからないか冷や冷やしたよ

そしてハウスを出て会計へ。このときもドキドキ冷や冷や
お会計は3600円ほどでした。まあ、高くもなく、安くもなく。
レジャー施設に行って入園料で何千円も取られることに比べれば、楽しめた上においしいいちごも持って帰られるのでお得感の方が大きかったかな。

その場で食べたい分だけパックに移し、あとは持ち帰りように包装してもらって、テーブルについての試食タイム
こういう時、まんなかの大皿に全員分山盛り乗せると、一番得をするのは決まって、一口ガツガツ派の。
そして一番少ししか当たらないのが、ちびちび派の。

あまりにもかわいそうなので、が食べた数を数えておいて、同じ数だけおねえちゃんの目の前に置いてあげる。
それでも精一杯手を伸ばして、おねえちゃんの分も横取りしようとする。ほんとたくましい

さて、目的も無事達成し、あとは家に帰るのみ。
と、その時、パパがおずおずと口を開いた。

「ねえ、さん」
（お願いごと、頼みごとをするときは決まって私をさんづけで呼ぶ）
「思ったより遠かったしさ、時間かけてきた割にはあっという間に終わったしさ、くえ食べて行きませんか？も入って一泊なんて。ほら、これなんかどうですか？」

たかがいちご狩りに行くだけなのに、何でガイドブックなんか車に積んでるのか不思議だったんだけど、これで読めたわよ。

確かに写真のくえは美味しそう。温泉もステキ。でも見せられた旅館の宿泊費が18000円～。そして何より、どう考えても旅行といういでたちではない

オムツもない、着替えもない、そして一番大事な私の化粧品がない。

「買えない物なんてないさ～」

という、いつになく楽天的な発言をする、本当は神経質完ぺき主義用意周到なはずのＡ型

「いつも頑張ってくれてるさんに上げ膳据え膳でのんびりさせてあげたいねん」

なんて泣かせることを言ってくれる。

そういや旅行なんて久しぶりだなあ。
前回は3人目を妊娠する前だったもんなあ。
ここしばらくがんばってたもんなあ。
行きたいねってずっと話してたもんなあ。

「よし、行っちゃうか」
（なぜ決定権が妻にあるのかって？ほんとね、おかしいなあ。いつも三歩後ろを行く貞淑でおとなしい妻であるつもりだったのに←大ぼら）

そして突然の家族旅行が始まったのでした続きはまた明日。


手ぶらでお泊りが決まった時、パンツと化粧品だったら化粧品を間違いなく買うよね？そうよね？
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