ベネチア国際映画祭(6日閉幕)でも公式上映され、絶賛されたとか…。
題名の「アキレスと亀」は、
アキレスがいくら進んでも前方の亀に追いつけない「ゼノンのパラドックス」から引いているそうです。
裕福な家に生まれた真知寿(まちす)は、絵の才能をほめられて画家を目指す。父親が事業に失敗して不遇の身に転落。青年になっても夢を追うが、さっぱり芽が出ない。それでも、「自分だけは真知寿を理解できる」という幸子とめぐり合い、結婚。中年になると、夫婦で見当違いの芸術的挑戦を繰り返す。だが、彼の作品は全く評価されることなく、2人の創作活動は次第に街や警察をも巻き込むほどにエスカレートしていき、家庭崩壊の危機にまで直面していくのだが…。やがて娘に愛想を尽かされ、ついには幸子まで……。
芸術家の狂気と情熱を描いた映画は、あまたある。そのほとんどは、世に認められない天才が苦悩する。しかし、真知寿は名前こそ世界的巨匠風だが、才能は皆無。野心はあっても、先達の下手な模写や意味不明の悪ふざけしか思いつかない。独創性も想像力もないのに、売れることだけを願う。
夢を追い続ける物語ではなく、もっとずっと残酷な物語である。伸び伸びと自分を表現していた少年は、いつしか画商の助言をうのみにしていく。最初はさまざまなスタイルを模倣し、ついには創造性を引き出すために自分を無理やり危険にさらすようになる。
北野監督は、真知寿の苦闘を面白おかしく描き出す。現代美術の難解さを風刺したギャグの数々は爆笑もので、コメディアンとしての面目躍如。一方で、真知寿の両親や友人の自殺など、唐突に挿入される死が芸術の残酷さを象徴し、作品に濃い影を落とす。
売れない画家の夫と、彼を支え励ます妻を描いた、愛と幸福の物語。若き頃の夫婦を柳憂怜と麻生久美子が、その後をビートたけしと樋口可南子が演じる。
夫婦愛の物語と言われていますが、7人もが亡くなり、ほとんどが自殺だし、
何を言いたいのか推し量りながら見ていましたが、
凡人の私には解らないかも~
①人生は、楽しい事ばかりじゃぁない
②良い人ばかり居るわけじゃない
③一生懸命やっても才能が無ければ無理
もっと深い意味が有る作品なのかも
観た方がいらしたら、感想を教えて下さいませ
ベネチア国際映画祭の模様を放映していました。
「アキレスと亀」、観客の方にはすごく評判が良くて大絶賛でしたよ
この映画に出てくる絵はたけちゃんが描いたんですね
たけちゃんは、色々な才能がありますよね。
私は中学校の頃から、たけちゃんのファンでした。
私も「アキレスと亀」観たくなりました
いつも、(^-^*)ありがとー
ベネチア国際映画祭で、「アキレスと亀」大絶賛ですね
[通算14本目となる『アキレスと亀』は、北野映画らしく濃厚な血の匂いで彩られながらも、難解さは影を潜め、明快なエンディングが待ち受けている。]
と、言われています。
観に行かれたら、感想をお願いしますね~