生活に彩を 心に潤いを

ワーキングママのお気楽な日常

お別れの時

2013年01月25日 23時34分16秒 | 仕事
人生の最期を迎えようとしている人がいる。
認知症状がひどく昼夜を問わず騒ぐので、泊まり込みで介護していた娘二人が限界寸前だった頃、ベッドから下り損ねて骨折
ほとんど食事が摂れなくなり入院中は点滴していたが、娘たちの希望で胃ろうやIVHなどはせず退院。
退院後は、動いたり騒いだりする体力はなかったので娘たちの介護負担が軽くなり、ハーゲンダッツアイスとスイカの汁で少しずつ元気になっていった。

娘2人に見守られ、週2回の訪問入浴を楽しみにし、月2回の訪問診療と週2回の訪問介護で健康チェックをしてもらい、退院から半年でクリームパンとおにぎりが食べられるようになっていた
生命の不思議退院時は何も食べられず、血圧が高くて入浴もできなかったのに
それから1ヶ月後、食欲が落ち寝る時間が増えてきた。
体の硬縮も強くなってきて、ポータブルトイレに座ることや支えられて立つことが難しくなってきた。

そして半月経った今、体温は35度を切り血圧も下がっていると訪問看護さんからの報告
命の火が静かに消えようとしている。
九州から息子も来て、子供3人に囲まれて自宅で最期を迎えられるなんて、なんて素敵なことだろう

ここまでの道のり、娘さんたちにもたくさんの葛藤があった。私も自分の力不足を痛感することがあった。
でも今それぞれが、穏やかな気持ちでその時を迎えることができそうで。。。
残り少ない時間を、皆さんが有意義に過ごせるといいな


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