生活に彩を 心に潤いを

ワーキングママのお気楽な日常

看取り

2010年06月01日 22時22分46秒 | 仕事
間もなくお別れをしなければならない利用者さんがいる。
昨日そのことを訪問看護師さんから聞き、動揺しながら今日訪問した。

私の動揺をよそに、穏やかな顔のご本人と娘さん。
ご本人の細く冷たい手に手を添えて、
「白鵬強かったですね、阪神は2位ですよ」と声を掛けると、目を閉じたまま小さく頷いてくれた。

訪問看護師さんが毎日のように入ってくれて、往診の先生も来てくれる。
ご本人が見慣れたお部屋を眺めながら、ずっと一緒に住んでいる娘さん夫婦に見守られながら、静かにその日を迎えらることを願って「またお顔を見に来ますね」と声を掛けてお別れした。

名古屋の祖母も、熱がなかなか下がらず毎日訪問看護師さんが入ってくれてるらしい。
離れた所にいる私に出来ることは、迷惑をかけず仕事が休めるようにいつもより早めに予定を入れて仕事をしていくだけ。

自宅で人生の幕が下ろせる幸せは、家族の献身的な介護があってこそ。
そのお手伝いをさせてもらってる私達。
毎月お顔を見てお話をさせてもらっていた方と、お別れするのはつらい