詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

武馬久仁裕『小川双々子100句』(黎明書房)

2023-10-18 15:31:43 | 千駄記

武馬久仁裕 『小川双々子100句』(黎明書房)

 

小川双々子(おがわ そうそうし)

岐阜県出身。1941年「馬酔木」入門。

1953年「天狼」賞受賞。1955年「天狼」同人。

1958年「河口」を発行。1963年「地表」創刊、主宰。

2005年現代俳句協会「現代俳句大賞」受賞。

*<性別>を気にしてはいけない時代らしいが男性俳人である。

 

編著:武馬久仁裕

1948年愛知県生まれ。名古屋大学法学部卒業。俳人。

1974年12月「地表」同人となり、小川双々子に師事。

1976年 坪内稔典編集『現代俳句』創刊に参加。

1978年 澤好摩代表の『未定』創刊に参加。

1985年 坪内稔典代表の『船団』創刊に参加。

1998年 夏石番矢代表の『吟遊』創刊に参加。

2008年 『韻』(発行人・後藤昌治)創刊に参加。

現在、現代俳句協会理事 日本現代詩歌文学館振興会評議員

 

私が俳句の門外漢であることは相変わらずだが、

いずれの句も評によってぐっと身近になる。

武馬さんの略年譜を見ればわかるように

師匠の100句鑑賞をまとめたということになる。

うらやましい仕事である。

 

かうやくを貼りゆふがほを買ひにゆく   小川双々子

一瞬、膏薬を貼って夕方を買いに行ったのかとバカな

錯覚をした。超物語を感じた一句。

 

 

 

 

 

 


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