
都内の桜も雨に打たれていました。
寒い一日でした。夕方はすっごい雷。
昼間、銀行へ出かけたんですが
何組かの親子が写真を撮っている風景に出合いました。
なるほど!入学式だったんですね。
ぼくも人並に「幼小中高予大」と入学式を
経験しているはずですが、不思議と小学校と中学校の
入学の記憶が鮮明です。
ちなみに高と大の間にある「予」は
予備校ですわ。一年間水道橋にあった学校に
通いましたが、その経験は無駄ではなかったと
いう程度です。予備校の近くに後楽園という
施設がありまして、当時はそこにボディビルジムが
併設されていて毎日バーベル挙げてました。
高校や大学に入学したときの記憶が薄いのは
緊張しなかったせいでしょう。
記憶は緊張と共にあるものなのだな。
予備校の入学式は東京体育館で開催され
ゲストに渡辺めぐみというアイドルというか
タレントが登場して歌を唄いました。
「こんなに大勢のお客さんの前で唄うのは初めてです」
とはしゃいでいました。お客さんじゃねーしと
思ったものです。その時は豪華にダブルゲストで
もう一組はデュークエイセスでした。
ゲロゲロって筑波の蛙の歌をハモっていた記憶があります。
夢と希望に胸ふくらませ・・なんて言いますけれども
どの入学の時もそんな気持ちは毛頭なしでありました。
ただただ憂鬱であって、振り返れば
もったいなかったなあと思うわけです。
さっきBGMに斉藤由貴の「卒業」を聴いていました。
「制服のぉ胸の釦をぉ」ってやつです。
ぼくのボタンは全て奪われたという伝説と共に
生きている儚い人生です。
卒業に関しては思い浮かぶだけでも
いくつかの名曲がありますが
「入学」って歌はないですね。
入学は絵にならないのでしょう。