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世界の下半身経済が儲かる理由

2010-01-23 01:43:25 | 成功するための業界知識本
「世界で最も歴史ある商売は、水商売である」
筆者/門倉 貴史 出版社/アスペクト 1,365円

◆目次
  1、開発途上国にとってセックス産業は重要な外貨獲得手段
  2、日本のセックス産業
  3、日本で売春婦として働く外国人女性
  4、世界各国のセックス産業
  5、アジアのセックス産業
  6、セックス産業をどうするべきか?


「世界でも最も歴史ある商売は、水商売である」―著者は、こう語ります。

例えばドイツはポルノ産業は盛んで、空港の売店にアダルトグッズが売っていたりします。また、シューマッハのようなセレブが、ビジネスとしてアダルトグッズメーカーに出資するような風土があります。

オランダのアムステルダムには、政府公認の娼館通りがあって『飾り窓の女』として観光の有名スポットになっています。大阪の飛田新地の海外版みたいな感じですね。

タイはゴーゴーバー等のセックス産業の売上がGDPに占める割合が非常に高く、もはや国の基幹産業になっているのが実態です。

そういった“人類最古の職業”であるセックス産業を、経済学・統計学としてアプローチしているのが、本書です。

クレオパトラの話やいろんなエピソードが頻繁に出てきて、かなり笑えます。

著者は、「人間の性の要求は本能から来るもので、合法・違法に関わらず需要は無限大であり、それを違法としても結局は地下経済にお金が流れ、合法とした場合に実は取れた税金が取れない」と主張します。

人間の欲望に基づくビジネスは、絶対なくならないですね。


最後に著者のプロフィールを以下に記します。

◆門倉貴史(カドクラタカシ)
エコノミスト。1971年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。
浜銀総合研究所、社団法人日本経済研究センター、東南アジア研究所(シンガポール)を経て、2002年に第一生命経済研究所・経済調査部主任エコノミストとなる。
2005年からBRICs経済研究所のエコノミスト・作家として講演・執筆活動を開始。専門は日米経済、アジア経済、BRICs経済、地下経済と多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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