代々木の個別学習塾講師が想う、あれこれ

教育関連のニュースや日々の出来事に塾講師が思うことを綴っていきます。

読み・書き・そろばん、より英語・・・より英会話?

2006-03-29 | 塾内のこと

先日、教室で実施したTOEIC IPテストのスコアが本日届いた。
新高校1年生から新大学1年生までが受検した。

いい意味でも悪い意味でも驚くような点数を取った生徒もおり、その感想も様々である。
英検のように合否が出るわけでもないため、生徒も受け入れやすいようだ。

さらに大学受験の際、推薦の資料として役立つし、センター試験対策としても有効である。
もちろん履歴書にTOEICのスコアを記載することもできる・・・それなりの点数なら。

リスニングが苦手な生徒、逆にリーディングが得意な生徒・・・
ハッキリ点数にも個々の傾向が出ており、英語学習の参考になるはず。

早速次回実施のTOEICに向けて闘志を燃やす生徒もいるし
今回受けられなかった生徒も新たに参加を表明している。

今後もさらに参加者を募り、盛り上げていきたいものである。
それにしても、これ程の得点差が出るとは・・・

○○君と○○君、それに○○さん、次回はリベンジしましょう!

追記
先日、中教審の外国語専門部会が「小学校5年生から英語を必修化する」
と提言をまとめた、というニュースがあった。

すでに約9割の公立小学校で英語活動をしているとの文科省の調査結果も出ているが
「総合的な学習の時間」に充てているに過ぎず、学校側が安易に「総合的な学習の時間」の
中身を考えている結果だとは思わないのだろうか?

英語の必修化にあたって、提言の内容は、
週に1時間程度・・・成績評価に馴染まない・・・
「道徳」「特別活動」もしくは「総合的な学習の時間」で行なう・・・

う~ん、当初、文科省が意図した「総合的な学習の時間」は扱いはどうなってしまったのか?
まず、ここのところをハッキリさせ、納得させて欲しいものだし
本当に小学校から英語って必要で、効果があるものなのだろうか?

藤原正彦さん、何とか言って下さい!?

 


イチロー選手の闘志は受験生にも勇気とやる気を与えてくれた・・・

2006-03-24 | 塾内のこと

いよいよ明日から講習会が始まる。

日程は・・・
第Ⅰ期 3月25日~3月29日
第Ⅱ期 3月31日~4月 4日
※時間帯・科目を自由に選択
※専任プロ講師1名(大学生ではない)対生徒3名までの個別指導
詳しくは教室のHPまで

この時期は新しい学校や新しいクラスに不安と期待を抱きつつ
春の陽気を満喫し、友達と遊んだり、家族と旅行に行ったり・・・いい季節である。

しかし、塾講師の立場から、のんびりとは考えられない。
新しい学年を迎えるにあたり、本来は準備に勤しむべきなのだ。

春の準備次第で、これからの1年間、勉強に対するイメージが出来上がってしまう。
自分自身も経験してきたことだけど、新しい学年・クラスになって最初のテスト。
その結果次第でまわりの生徒が自分を見る眼が決まる。

例えば数学でクラス最高点を取れば、あいつは数学ができる奴だ・・・と見られる。
最初のたった1回のテストだけで。
そうなれば、悪い気はしないし、良く思われたら、そのイメージを崩したくない。
したがって、無意識のうちに数学に力を入れるものある。
一種のプライドに働きかける効用ともいうべきか・・・

また今まで数学が苦手であった生徒も汚名挽回するチャンスでもある。
長期の休みに間に(友達に内緒で?)集中して克服すれば新学期になって
自信が生まれ、勉強に対し積極的になれるものである。

新中3生、新高3生は受験態勢を整える時期でもある。
勉強が好き嫌いに関わらず。
春の一歩の出遅れが、後々まで取り返しの付かない状態と
なってしまう生徒の姿は今までに幾度となく見てきた。

それぞれ目的・目標があると思うし、持たないといけないと思う。
自分のここを変えたい、自分はこうなりたい、こうしたいという気持ちを持つことも大切だし必要なこと。
で、思い立ったらすぐに行動に移すのだ。

何かを始めるには勇気がいる。
まだいいという思いは、後で後悔を生む場合が多い。
そして、勉強に関してはやらぬより、やったほうが良いに決まっているし、
ましてやりすぎるなんてことも一切ない。

ハッキリ自信を持って断言できることは・・・
本気になって、正しく、効果的に勉強すれば、学力は確実に上がるということ。

春休みは始まったばかり・・・・まだ間に合う。

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計算間違いが多いんで・・・って、諦めるのはまだ早い!

2006-03-22 | 塾内のこと
生徒はよく、テストが返却されたとき、言い訳として
計算間違いがなければ、ホントは○○点だった・・・と口にする。

計算力こそ数学の実力そのものであると考えていい。
一概に計算と言っても、数字の計算から、文字式の計算
あるいは式の変形をも含むが、ここでは全てを計算と見なす。

新しく入塾する生徒の学力を測る上で計算はとても参考になる。
今まで鍛えられきた生徒は数字を書くスピードも速いし、しゃかしゃかノートに式を書き計算していく。

計算は正直であり、努力、練習しただけ結果が出るものだ。
では、中学・高校生にとって、普段の学習において計算力を増す勉強、
計算間違いをなくす勉強はあるのだろうか・・・?

結論から言えばそれは・・・ある。
間違った原因を自分が知り、記憶に留め、同じ間違いを繰り返さない勉強である。
たかが、計算間違いと言っても人それぞれ、その原因は様々である。
九九や掛け算割り算で間違う者、数字を読み間違える者、公式を正確に覚えていない者・・・
その他にもたくさんある。

ミスをしたら、必ず原因を確認することが何より大切になる。
そのためには、計算の途中をなるべく省略せずにノートに書き残すことである。
間違ったら、途中の式を一行一行見直し、間違いの原因を見つけ出すのだ。
そして、その原因を記憶に残し、次に同じような問題を解く際
同じ間違いや失敗を繰り返さないように意識し計算すればいいのだ。

また、計算が苦手だからといって、ただ量をこなせば良いというのものではない。
何も意識しないまま、面倒くさい・・・単調だ・・・なんて思いながら練習しても効果はない。
目的意識を持ち、過去に自分はどこで間違ったのか、何に注意すべきか間違いをなくすために
必要な大切な途中式は何だったか・・・いろいろ考えながら練習すれば、その効果は大きい。

それと、もう一つ大事なこと。計算はとにかく工夫し、楽な方法で行なうこと。
バカ正直(失礼!)に計算する必要はなく、むしろ、もっと楽に、簡単に計算できないか?
と疑ってみることが大切で、誤解を恐れずに言えば、面倒くさがり屋になるべきである。

中学でも、高校でも、工夫することで簡単に計算できるのものが多い。
むしろ高校数学では工夫して解くものがほとんどと言っても過言ではない。
その工夫の仕方もパターンが決まっており、知識として覚えるべきことなのだが。

実際、高校・大学入試で出る計算の類は工夫して解くもの、と決めてかかってもいい。
だから、本来は工夫して計算すべき問題を、何も考えずに練習しても意味はない。
一人では難しいかもしれないが、計算に工夫が必要かどうかを必ず確認すること。

答えが合っていればいいという勉強ではなく、単なる計算と言えども
せっかく時間を使って練習するのだから、質の高い勉強をするべきである。

計算はノートにのびのび、大きくしましょう!

追記
計算は途中式を必ず書きなさい!
そしてノートの使い方の注意点として、=(イコール)は横に続けていくのではなく、
縦に続けていくこと!そうすれば見直しも楽だし、式の写し間違いや見落としもなくなるから。
と、ある生徒の注意して、後日ノートをチェックすると
イコールが || と確かに縦に書かれていた・・・ふっ~。

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覚える努力より、忘れないため努力の方が、圧倒的に時間がかかる。

2006-03-20 | 塾内のこと

数学の様々な公式・定理・重要例題を理解し、
練習することで知識を増やしていくことが大事だと書いた。

実際、その時々で理解し、覚えたつもりの内容も
時が経てば忘れてしまうのは人間である以上、仕方のないこと。
だからこそ、忘れないための度々の繰り返しの復習が必要となる。

しかしながら仮に忘れてしまったとしても一度は徹底的に
練習して覚えた知識であれば、思い出すまでにそれほど時間はかからない。
こうして知識を身に付け、いつでも使える知識として定着させていく・・・

ではこの先、どうやって勉強するのか?ここからがはじめて、考える勉強となる。

考えるというのは、今まで身に付けた自分の知識の中から実際の入試問題などで、
どれを用いるのか?何を使うのか?という判断だと思っていい。

問題を読み、知識の中から似た問題をピックアップする。
解法を二つ三つと、知識の中から引っ張り出す。
パターンにあてはまっているが、どの解法で解くのが簡単であるか?
ある程度まで先の展開を読んで、判断しなければならない。
ここが入試では勝負の分かれ目となる。

本番の限られた時間内での試験でこの判断を誤ると、
計算が煩雑になる・・・時間がかかる・・・などミスや焦りの元となる。
その判断を的確に行なうための訓練から、真剣に頭を使い、考えるのである。

定期テストなどは公式一つで正解が得られるような問題が多い。
一方、入試問題は5つ6つの公式やパターンや段階を経て、最終的な解法に辿り着く場合が多い。
当然その途中途中で必要となる知識が一つでも抜けていれば、思いつかねば
解法経路は途中で途切れ、最後まで辿り着くことはできないのである。

問題を読む・・・様々な表現で出題されるために、じっくり問題文を読み、
知識の中から似たパターンをできるだけ多くリストアップする。
最終的な結論を得る解法、公式は何か?をある程度、予想してみる。
そして、その予想した解法に持ち込むためには問題文に与えられた条件で十分なのか検討してみる。

行き詰まりそうであれば、別の解法で同じように先をシミュレーションする。
そうして知識をフル活動させて的確な解法を判断していくのである。
その結果、間違っても構わない。間違った原因を把握することが大切で、
単純に判断を誤ったのか?それとも知識が不足していたのか?あるいは、単なるミスか?
によって、鍛えるべき課題が見つかっていくのである。

知識を増やす勉強は時間を区切ることができるが、このような頭を使った考える勉強は時間がかかる。
知識を増やす学習においては、分からない問題はどんどん飛ばしていいのだが、
後者のような学習は簡単に諦めてはならない。
集中してああでもない、こうでもないと、知識の中から試行錯誤しながら最適な解法を
見つけ出そうとする勉強はあっという間に時間が過ぎるため
十分な時間を確保すべきことに注意が必要である。

追記
昨日のWBC対韓国戦、面白かった。
勝って、スッキリしたのはもちろんだが、何よりアナウンサーが面白かった・・・
ペ・ヨンジュンや長州小力も登場し、ハチャメチャに舞い上がった?実況には笑わせてもらった。
韓国側はWBCの3戦は2勝1敗と強がっているようだが、
3戦のトータル得点数と失点数は、日本が9対5と圧勝しているのだっ?
と、少年野球をしている、かつてセンターゴロを打ったことがある我が愚息は言っていた・・・

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知識がないままに頭を悩まし、考えてもそれは時間の無駄である。

2006-03-19 | 塾内のこと

ものごとを考えるためにはまず、知識が必要になる。
数学だけでなく、作文にしろ、会話にしろ、善悪にしろ
知識がなければ、まともな表現も行動もできやしない。
だから、なるべくたくさんの知識をまず詰め込むことである。

ただし数学の場合、公式とか定理とか、そうなる理由を理解してからという、前提がある。
理解するということは、人に説明できるようになること、と定義すれば分かりやすい。

しかし、公式や定理を覚えても、どうやって使うのか、どういう場面で使うのか
実際に問題を解いて納得すべきである。

さらに大切なことは、単元ごとの重要例題・・・仮に入試問題基礎と言っても良いが、
頻出される有名な出題パターンを覚えることである。

公式や定理の使い方と入試問題基礎が理解えきたら、後は徹底して練習、練習、練習・・・
ここでは、大切なことはそんなに難しい問題を解く必要はないということ。

大事なのは数をこなすことで、身体で覚えるくらいの覚悟がいるかも・・・

あっ、それとあと一つ。
人の説明を聞いて理解できることと、公式を使いこなし、
正解が得られるようになることは、
全く違うということを忘れてはならない。
このことを勘違いしている生徒がいかに多いことか・・・

間違った問題、分からなかった問題を復習する際も、ただ解説を見たり、読んだりして
復習もどきをしている姿をたまに見受けるが、これでは意味がない。

何も見ず、自力で正解が出せるまで解く。
途中で分からなくなったら、解説を見る。
そうすれば自分でどこが分かっていないか、自覚できる。

知識を身につける段階で、解説を見ながら問題を解くことは厳禁と思うべし。

こうした問題練習を中心にして知識の吸収が進めば、60%仕上がったも同然。
本当に、絶対に、知識を増やすことに集中することである。

そういった意味で、数学は暗記科目であると認識すること。

高校、大学の入試において、実際の入試問題を見ると
パターンの暗記と知識のアウトプットだけで正解できる問題を確実に得点すれば、
ほとんどの学校で合格最低点に到達できるものなのだ。

次回に続くと言いたいところだがが・・・どうしよう。
中学1年生からの数学のブログポイント講義をはじめてみようかな?
只今考え中・・・

追記
数学に関係する本のお薦めを紹介
『国家の品格』『祖国とは国語』
等々で今話題になっている藤原正彦氏の著書・・・

『世にも美しい数学入門』
あの『博士の愛した数式』を執筆した小川洋子氏との共著。

『天才の栄光と挫折―数学者列伝』
こんなドラマがあったのか・・・

藤原氏の著書はどれも面白く、ハズレはない。

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ところで所持金もなく、代々木から東京駅まで30分以内でいけるかな?

2006-03-18 | 塾内のこと

『今から教室(場所は代々木)を出て、東京駅に行きなさい』
って言われたら、どうする?

ほとんどの生徒は電車と答える。
たまに、行かない!という答えも・・・まぁいい。
他には?
タクシーとかバスとか人力車?・・・あとは自転車、歩くかな。
なるほど・・・
ヒッチハイク、親に電話して車やバイクに乗せていってもらう・・・ふ~ん、いろいろ出てくる。

まず確認したいのは、これら東京駅への行き方は知っているか、いないか、だけのこと。
もちろん電車やバスの乗り方、乗り換えも含めて。

では次に、ある条件を加えてみましょう。
『ただし、所持金はないものとする』
タクシー、電車、バスは使えないかな?
さらに、条件を加えましょう。
『今から30分以内に着きなさい』
歩きも自転車も無理そう・・・道路の混み具合によっては車も危険かもしれない。
さぁ、どうしましょう?
全ての条件を満たして、東京駅に行くいちばん良い方法は・・・

これが数学を学習する理由である。

もう、お分かりでしょう・・・
電車、タクシー、バス、自転車等々は知っているか否か・・・つまり知識である。
これらは数学でいう定義・定理・公式であり、パターン化された重要例題に相当するもの。
たくさんの知識を身に付けることで、幅広い解法というか手段を思いつくことができるのだ。
仮に自転車という知識しかなければ、ちょっと条件を加えられると、東京駅には行けなくなってしまう。

今ある知識をフル活用して、与えられた状況に応じた
最善の解決策を得ること、見つけること、思いつくこと、判断することは、まさに数学そのもの。

そうした訓練を行ない、身に付けるために数学は勉強するんだと思うけど、どうだろう?

じゃあ、実際に数学の勉強の仕方、入試問題の解き方などはどうしたらいい?・・・現実的な問題が。
これは次にまたお話しするとして・・・


いよいよ明日はWBC日本VS韓国戦。3度目の正直で今度こそ大勝して欲しい。
上原投手とイチロー選手に期待しよう。

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数学が嫌いなんですけど・・・なんて言わせない

2006-03-17 | 塾内のこと
数学が嫌いなんですけど・・・
数学が苦手とする生徒、嫌いな生徒は少なからずいる。
数学を教える立場として、苦々しい思いがする。

嫌い、苦手という生徒のほとんどは

だって将来必要ないじゃん!
三角関数とか、二次関数とか大人になって使うことなんてほとんどない。
足し算引き算、掛け算割り算ができれば困ることはないかも。
職業として数学を使おうとする人以外、確かに必要ない?

何の役に立つの?
一般教養として身につけても、社会科ほどには役立つまい。
英語だったら、なおさらで、説得力もある・・・

どうして数学を勉強しなくちゃいけないの?
とりあえずは受験に必要だから・・・が精一杯の回答か?
子供が出来たときに、教えてあげられるから?
説得力はないし、こんなことが生徒も納得しないだろう。

こういう生徒たちの疑問にどう答え、納得させるか?

ちなみに文部科学省の学習指導要領には
小学校算数では・・・
『数量や図形についての算数的活動を通して
 基礎的な知識と技能を身に付け
 日常の事象について見通しをもち
 筋道を立てて考える能力を育てるとともに
 活動の楽しさや数理的な処理のよさに気付き
 進んで生活に生かそうとする態度を育てる』

中学校数学では・・・
『数量・図形などに関する基礎的な概念や原理・法則の理解を深め
 数学的な表現や処理の仕方を習得し
 事象を数理的に考察する能力を高めるとともに
 数学的活動の楽しさ、数学的な見方や考え方のよさを知り
 それらを進んで活用する態度を育てる』

高校数学では・・・
『数学における基本的な概念や原理・法則の理解を深め
 事象を数学的に考察し処理する能力を高め
 数学的活動を通して創造性の基礎を培うとともに
 数学的な見方や考え方のよさを認識し
 それらを積極的に活用する態度を育てる』

とそれぞれある。
どれも長~い一文でありその内容もいまひとつ分かりにくい。
言わんとしているところは、結局どれも同じで
内容も分からなくもないが・・・今ひとつピンとこない。

では、生徒にどのように説明すれば納得させられるか・・・

『今から教室を出て、東京駅に行きなさい』

がその答えだと私は考える・・・
そろそろ授業の時間となるので、続きは明日に。

追記
そういえば、今日は区立中学校の卒業式。
都内はひどい強風となってしまったけど
皆さん卒業おめでとうございます!

さらにWBCの日本代表も決勝トーナメント進出おめでとうございます!
アメリカは某審判による度重なる必死の応援も力及ばず残念・・・というより迷惑だったかも。
審判へのあちこちからの風当たりが、今後ますます強くなるでしょう?
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♪そっ・そっ・ソクラテスかプラトンか~みんな悩んで大きくなった

2006-03-14 | その他
お世話になっているある教材会社の担当者と話をした。

以前も中学校の国語教科書ワークを作成する際の
著作権についていろいろを話を聞かせてもらった。

そのときは「あと一人だけ許可が得られない」とこぼしていた。
超有名な作家でもあり、翻訳家のM氏。
つい先日もニュースになっていたが・・・

しかし、無事にM氏からも許可が得られ、
全作品を掲載できることになった。
そして、印刷に入り、出来上がって
いくつかの学校および塾に納品もしたそうだ。

悲劇はそのあと起きた・・・
ある女性作家(厳密には作家ではない?)がこの時期になって、
掲載は認めない!という意思を伝えてきたそうである。

教材会社は納品したテキストを全て回収。
削除、訂正し、印刷し直し、新たに納品と
いう作業に追われることになったそうである。

よくよく話を聞くと、教材会社にも
非というか手抜かりがあったように思えるが
それにしても・・・

やはり、『考える』ことが普通の人とは違うのだろう・・・


もしも韓国が、日本の立場だったら・・・?

2006-03-13 | スポーツ

土曜日から体調不良。
朝方に咳が出てなかなか止まらない。
昨夜は薬を飲んですぐに寝た。

そのせいもあって、今日の起床は朝6時20分。
何となくテレビをつけたら、WBCの日本VSアメリカ戦を中継していた。
2回裏で日本がリード。

仕度しながら試合を観ていたが、面白い。
同点にされて、そろそろ出かける時間となった。

結果は4対3でサヨナラ負け。
しかし、8回の審判の判定がこの大会の胡散臭さを曝け出したか・・・
主審はデービッドソンとやらで、アメリカ人?
WBCの主催は大リーグと選手会。
試合会場は敵地アメリカ。

勝たないとアメリカとしては、面目が立たない。
王監督のコメント・・・
『一番近いところで見ている審判員(塁審)の判定を変えることは、日本で見たことがない。
 野球がスタートした米国でこういうことがあってはならない。』

サヨナラヒットを打ったA・ロドリゲス選手のコメント・・・
『判定が変わったのには、すごく驚いたけど、それでこの試合、勝てると思った。
 マルティネス監督がこの日の最優秀選手だ。』

それに、アメリカの代表選手を見ていたら、たくさんいるじゃん、ヤンキースの選手。

当初、ヤンキースはWBC参加に難色を示しており、
松井選手にヤンキースのGMから
『ヤンキースとしては出場して欲しくない』
と直筆の手紙が届いたとも聞く・・・

大リーグとヤンキースが結託した松井外しの陰謀?
そんなことはないと思うが、今日の三流審判といい、アメリカの圧力を感じる大会である気がする。
試合そのもののはとても白熱し、いい試合だったと聞くだけに残念である。

まぁ、それだけアメリカも必死だったということだろうが・・・
この先は公明正大な試合を続けて欲しいものである。


花粉症を装い読めるぞ、泣ける本

2006-03-11 | 

普段は帰宅時間が遅く、ほとんどテレビを観ることはない。
当然、ドラマにもあまり興味はなかった。

しかし、以前に教室発行のメルマガで
『映画化・ドラマ化された本特集』を行なって以来、
ドラマや映画の原作に関心を持つようになった。

現在、テレビ放映中のドラマでは、
東野圭吾氏の『白夜行』が目についた。
でも、あの分厚い文庫本を見るとなかなか読む気力が湧かない。
せめて上下巻の2冊にしてくれたらいいのに・・・
あれじゃ持ち運びが不便だし、まずカバンに入らないではないかっ!

などと勝手なことを思いつつ、未だ『白夜行』は読んではいない。
しかし過去に何冊か読んだ東野氏の本はどれも間違いなく面白かった。

特に私のお気に入りは『秘密』(実はこれも映画化されている)である。
一応妻がいて、幼い子供を持つ我が身にとって
たまらなく切なく、悲しく、そして感動的な一冊であった。

最近読んだ本で感動したのは重松清氏の『その日のまえに』である。
その内容はもちろん文句はないし、カラクリも洒落ている。

入試問題にも度々、重松氏の作品は出典される。
親子で重松氏の作品を読んで楽しみ、考えさせられ、感動し
さらに受験でも役立つとあれば、一石二鳥と言えるかも・・・

読後に満足感を満たしてくれる本に、数多く出会いたいものである。