『今から教室(場所は代々木)を出て、東京駅に行きなさい』
って言われたら、どうする?
ほとんどの生徒は電車と答える。
たまに、行かない!という答えも・・・まぁいい。
他には?
タクシーとかバスとか人力車?・・・あとは自転車、歩くかな。
なるほど・・・
ヒッチハイク、親に電話して車やバイクに乗せていってもらう・・・ふ~ん、いろいろ出てくる。
まず確認したいのは、これら東京駅への行き方は知っているか、いないか、だけのこと。
もちろん電車やバスの乗り方、乗り換えも含めて。
では次に、ある条件を加えてみましょう。
『ただし、所持金はないものとする』
タクシー、電車、バスは使えないかな?
さらに、条件を加えましょう。
『今から30分以内に着きなさい』
歩きも自転車も無理そう・・・道路の混み具合によっては車も危険かもしれない。
さぁ、どうしましょう?
全ての条件を満たして、東京駅に行くいちばん良い方法は・・・
これが数学を学習する理由である。
もう、お分かりでしょう・・・
電車、タクシー、バス、自転車等々は知っているか否か・・・つまり知識である。
これらは数学でいう定義・定理・公式であり、パターン化された重要例題に相当するもの。
たくさんの知識を身に付けることで、幅広い解法というか手段を思いつくことができるのだ。
仮に自転車という知識しかなければ、ちょっと条件を加えられると、東京駅には行けなくなってしまう。
今ある知識をフル活用して、与えられた状況に応じた
最善の解決策を得ること、見つけること、思いつくこと、判断することは、まさに数学そのもの。
そうした訓練を行ない、身に付けるために数学は勉強するんだと思うけど、どうだろう?
じゃあ、実際に数学の勉強の仕方、入試問題の解き方などはどうしたらいい?・・・現実的な問題が。
これは次にまたお話しするとして・・・
いよいよ明日はWBC日本VS韓国戦。3度目の正直で今度こそ大勝して欲しい。
上原投手とイチロー選手に期待しよう。
http://tokkun.net/jump.htm