昨日、私立女子校の先生と話をする機会があり、いろいろと話をさせていただきました。とても教育に熱心な先生であり、その教育論を聞かせていただきました。その中で教員の質という点をとても危惧されており、新卒の新しい教師を採用してもなかなか即戦力とはいかず、経験を積ませ、長い期間をかけて教育していかねばならず、そうした意味で教員間の縦のつながりは欠かせないのだが、若い教員はそういうことが出来ない、話もできないと憂いていらっしゃいました。
また学力を付けるという点では、正直、学習塾には敵わないが、学校の役割は学力だけでなく学校行事や部活動、クラス単位の行動など様々なアプローチから全人教育を担っており、それには教員としての心構えと向上心を常に持ち続けなければならないとおっしゃっていました。また、私立学校では、やはり公立学校の教員待遇は考えられないとも、少々呆れ顔で話をされていました。
先生の教育に対する姿勢や考えには共感するところも多く、勉強になりました。やはり突き詰めると教育力は教員の質という点に集約され、その確保が難しいということでしょう。
実際、連日のように教員の不祥事は後を絶ちませんし、先日も昨年度の指導力不足教員506名との報道がありました。しかし、この指導力不足認定の基準も統一性はなく、実態はもっと多いでしょうし、例えば東京都の国旗国歌裁判の原告401名の中の教員は学習指導要領に従わず、国旗国歌法に基づいた指導も出来ない、まさに指導力不足あるいは不適格な教員と言えるかもしれません。
そう言えば、情けないことに、つい最近知ったのですが、息子のクラス担任は男子も女子も児童全員を「さん」付けで呼んでいることが分かりました。その真意をまだ知ることはできていませんが、場合によっては由々しき問題となるかしれません。先週行なわれた運動会での徒競走もリレーも男女混合の組合せであり、単純に事前のタイム測定で割り振っていたようですし(おかげで息子はもし女子に負けたら恥ずかしいし悔しいと憂鬱そうでした)何か嫌な感じがしていますが、どこの小学校でもこんなものなのでしょうか?
こうしたことをニュース報道や実際に自分で見たり、聞いたりすることは、昨日話をした先生の言葉でより現実感が増しますし、公教育の再生は並大抵のことでは出来ないだろうと痛感します。
それにしても滝川市教育委員会は酷いですね。委員会の面々の前職は何だったのでしょう…教員OBなのか、根っからの役人なのか、調べてみたものの分かりませんでした。ただ、この人たちは指導力不足役人として再教育もしくは懲戒免職を課すべきでしょう?
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昨日の日曜日、久しぶりに息子の野球の試合を見に行きました。
試合は初回、凄まじく拙い試合をしてどうなることかと思いましたが
2回以降は立ち直り、それらしい試合となり、無事に勝つことが出来ました。
試合を見ることも無論楽しく、息子の帰宅後に試合について
ああだ、こうだと話をすることは普段なかなか息子とじっくりと
話をする機会が少ない私にとっていい機会でもあるのです。
それだけでなく、私以外にも多くの保護者の方々が応援に来ているため
コーチを含め、保護者の方々といろいろ話をすることで普段の姿とは違った
息子の一面、チームメイトの一面も知ることができ非常に有意義に感じます。
しかし一方で、1学期に行なわれた個人面談で、先生からの一言が忘れることが出来ません。
おおよその内容は…
「本来月曜日は、休み明けであり、子供たちは元気でないといけないが
(息子が所属する)○○のチームの子供たちは元気がなく疲れていて
授業どころではない。どういった状態なのか、一度(関係者は)見に来て欲しいものです…」
確かに…という面もあり、実際どのような様子なのか見に行きたいものですが
逆に学校の先生方も子供たちが練習や試合をしている姿を見に来て欲しいとも思います。
学校では見られない子供たち(保護者も?)の姿が見られるはずですし子供たちも喜ぶはずです。
先生も保護者も学校内外の子供たちの姿を知ることは、より良い教育環境を生み出すためにも
きっと必要なことだと思うのですが…今度先生にお願いしてみようと密かに思った一日でした。
★読書録★
『ぼくの・稲荷山戦記』 たつみや章 講談社文庫
児童文学ですが、環境をテーマにした心温まる物語は
大人が読んでも十分に面白く考えさせられます。
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7月24日から始まった夏期講習会第Ⅰ期も無事本日終了しました。
その間、なかなか更新できず、申し訳ありませんでした。
この講習中に個人的にもいろいろありまして・・・
実はずっと発熱が続き、解熱・鎮痛剤を服用し、身体をごまかしながら
生徒には迷惑をかけぬよう、授業の質を落とさぬように注意してきました。
しかし、それも昨日限界に近づいたようで夜
救急病院に行き、外科的治療を行なってきました。
病院にお世話になることは今までほとんどなかったのですが
さすがに今回だけは、我慢できませんでした。
生まれて初めて身体にメスを入れ、点滴というものを経験し・・・
(といっても、それほど大袈裟なものではないんですけど)
そのおかげで、今は体調も良くなりつつあります。
第Ⅱ期講習会に向け、土日はゆっくり休養するつもりです。
教育ニュースに関しても更新がなかなかできないかもしれませんが
精一杯、考え記事を載せていきたいと思いますので、拙ブログを
ご覧いただいている皆様、よろしくご容赦お願い致します。
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教育ニュースとは関係ない、プライベートな話を・・・
息子は地域の少年野球チームに所属しています。
5月13日の土曜日は、ある大会の開会式でした。
たまたま息子はチームのキャプテンをしており、偶然にも、コーチが1番くじを引いたため、
光栄にも選手宣誓の大役を任されることになりました。
前日の金曜日の朝に、息子に選手宣誓の練習をさせました。
「宣誓!ぼくたち選手一同は~・・・」
「ちゃんと言えるじゃん!大丈夫そうだな?」
息子は答えました・・・
「うん、大丈夫だよ、でもぼく声が大きいから、マイクはいらないと思うんだ」
「そうか、他に不安はないのか?」
「う~ん、最後の生年月日が心配かな?」
「はぁ?生年月日?」
「うん、最後の平成18年5月13日土曜日・・・って間違えそう」
「お前なぁ、それって生年月日じゃないだろ?それに土曜日は言わなくていいのっ!」
親の方が心配になってきました・・・
晴れ姿を記録に残そうと、息子の母親は前夜から
ビデオの充電やテープの用意と準備に余念がありません。
当日、朝からどんよりとした空模様で何とか雨が降らなければいいと思っていたところ、
開会式の直前から雨が落ちてきて・・・嫌な感じでした。
それでも、下の娘と母親は、雨の中、会場へと出かけていきました。
仕事が終って帰宅し、早速・・・
「開会式、どうだった?」と私は尋ねました。
「それが・・・肝心なときに、ビデオが動かなくなって・・・叩いたり、振ったりしたんだけど、
気がついた時はもう選手宣誓は終わってたの・・・」
と息子の母親はかなりブルーな気分になっていました。
「そうか、まぁ仕方ない。で、選手宣誓は上手く出来たのか?」
「ちょっと失敗したかもしれない・・・」
と今度は息子は答えました。
「何で?」
「え~っとね・・・」と息子が再現してくれました。
「宣誓!ぼくたち選手一同は
スポーツシップマン
にのっとり、正々堂々と戦うことを誓います!
平成18年5月13日、○○(チーム名)主将○○(名前)って言ったかも知れないんだ。」
「でかしたじゃん!そういう間違えってなかなか出来ないだろ?
面白い間違え方だし、○○(名前)らしい、ビデオには残せなかったけど、
きっと記憶に残るし、いい思い出じゃん、良かった良かった・・・」
などと親バカだと思いつつも、親子で大笑いし、盛り上がった土曜日の夜でした。
そして翌朝の日曜日、そう、母の日です。
雨の影響で予定されていた息子の試合は中止となりましたが、
練習は午前中からあり、出かけていました。
息子は帰宅後、私を呼び・・・
「今日は母の日でしょ?プレゼント買いに行こうよ」
息子の母親が出かけた隙を見計らって、息子と娘と3人で近くのデパートに出かけました。
子供二人にそれぞれカーネーションを買って渡し、息子はあらかじめ母親に欲しいものを
リサーチしていたようで、自分の財布を手に、プレゼントの品を探しています。
いろいろ悩み、ようやくこれがいいだろう・・・と品物を手にし、購入しました。
そろそろ母親も家に戻っている頃だろう時間となったため、
3人でカーネーションとプレゼントとケーキを持って、家に向かいました。
道すがら下の娘には、何と言って花を渡すのか練習させていました。
母の日をまだ良く理解できていない娘は、母親に花をプレゼントすることが
嬉しくて仕方ない様子で、繰り返し、感謝の言葉を反復練習していました。
玄関の扉を開けると同時に娘は・・・息子は・・・
「ママ、ありがとっ!いつも・・・なんだたっけ??はい、これど~ぞっ!」
「お母さん、いつもありがと、これからもよろしくお願いします!」
母親に少しばかり?の感動を与えたであろう、子供たちの成長が垣間見えた行為の中に、
息子らしさ、娘らしさを感じ、頼もしい思いと嬉しさで、お酒の量が増えてしまった週末でした。
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今日から5連休となる方が多いと思いますが、
うちの塾は連休も関係なく授業を行なっています。
ある区立中学校に通っている生徒も今日から
連休になると思いきや、すでに休みに入っていました。
そのカラクリは・・・4月29日に授業参観、4月30日は日曜日、
5月1日は授業参観の振替えで休み、そして2日は開校記念日で休み。
したがって、8連休となっているのです。
羨ましいというより、本当にこんなに休んでいいものなのか?
と心配になってしまいます。
ところでそう、授業参観といえば
恥ずかしくもあり、、でもちょっと嬉しくもある、思い出が・・・
先日も少しだけ触れましたが、新年度が始まり、保護者会、役員決め、
また、運動会にしろ授業参観にしろ、土曜日に行なわれることが多く、
仕事の関係で、参加できる機会はほとんどありません。
特に授業参観に関しては親としてどのような授業が行なわれ、
どういった態度で子供が授業を受けているのか(というより今は参加する授業?)
とても気になっていました。
話は2年前(息子が小3)に遡るのですが、
たまたま念願の授業参観に出席できる機会に恵まれました。
当日、私は喜び勇んで、早速学校に向かいました。
まず受付で名前を伝え、黄色いリボンの名札をつけさせられました。
よしよし、安全対策のためには必要だな・・・なんて思いながら教室に入りました。
教室には習字や図工の授業での作品などが飾られ、並べられていました。
そして学年のはじめに先生が子供たちに考えさせたのでしょう、
各児童が書いた、一年間の『目標』が壁に掲示されていました。
息子はなんて書いたのかな?と期待し、一つ一つ見ていきました。
『ともだちとなかよくする』・・・うん、いいねぇ~。
『算数の勉強をがんばる』・・・教えてあげようか?
『あいさつをきちんとする』・・・やっぱり、基本だよな。
・
・
・
そしてとうとう、見つけました・・・んんっ?我が目を疑いました。
書かれた1年間の目標は・・・
『まいにち、はい便をする』
・・・でした。
親の顔が見てみたい方は、教室のHPへどうぞ!(笑)
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今日はとても暖かい一日であった。
東京での最高気温は19度だったそうだ。
昨夜帰宅途中、ふっとあるものに気がついた・・・
というより、目を奪われた。
梅の花
毎日の駅から自宅まで同じ道を歩いているのに・・・
いつの間に咲いていたのだろう。
ここ最近、気持ちに余裕がなかったからかな?
暗い夜道に、電灯の光を浴びて、
ボーッと白い花が浮かび上がって見えたその時は、ちょっと感激した。
今朝も駅に向かう途中、まわりの景色を注意して歩いていたら
赤い梅の花も咲いているのを見つけた。
今まで、まるで枯れているかのようだったのに・・・
木の生命力というか、自然の力というかすごいなって、素直に感心した。
梅の花が咲けば、そろろろウグイスの鳴き声も聞こえてくるだろう。
はじめは上手に鳴けず、ぎこちなく♪ホーホケキョ♪と囀るウグイス。
それでも一生懸命鳴いて、一丁前(一鳥前?)になるのだろう。
着慣れた制服を脱ぎ、真新しい制服やスーツに身を包み照れくささを感じつつも、
少しだけ大人になった気分を味わうだろう生徒たち。
どこか重なってしまう思いがするけど、とてもとても微笑ましい。
梅の花が咲けば、次は桜・・・
教室では生徒たちに一足早く、たくさんのサクラが咲いた。
今日3月3日はひな祭り、桃の節句
私には妹も姉もおらずひな祭りなるものを
今まで経験したことがなかった
数十年過ぎ、長男が生まれ、次いで長女が生まれ
晴れてひな祭りなるものを経験することになった
が、テレビなどで見るような
でっかい7段飾りを飾る場所は我が家にはない
あるのは場所を取らぬ、お姫様とお殿様の
2体セットのコンパクトなもの
それでも娘は嬉しそうにそれを眺めている
やはり女の子なのだなぁと思う・・・
桃の節句に端午の節句・・・
これらはジェンダーフリーに反すると
真面目に論ずる諸兄がいることが信じられない
以前、流行ったSMAPの香取慎吾君が歌った
『慎吾ママのおはロック』の歌詞の一部
♪慎吾ママは料理上手・・・♪
ジェンダーフリーに反するからダメ
昔話でも・・・
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました・・・
これもダメ
いろいろ調べれば、面白いというか
馬鹿馬鹿しい話がごろごろ出てくるだろう
もう笑うしかない
私は日本の文化や伝統、行事を大切にすることを子供たちに伝えよう
日本の昔話をたくさん読ませよう
男の子は男の子らしい、女の子は女の子らしい振る舞いを身に付けさせよう
私にとってひな祭りや端午の節句は自分自身への誓いを確認する日である