代々木の個別学習塾講師が想う、あれこれ

教育関連のニュースや日々の出来事に塾講師が思うことを綴っていきます。

キムチも焼肉も美味しいけど・・・味噌汁の味は忘れてならぬ

2006-03-06 | スポーツ

WBC日本対韓国を昨夜テレビで見た。
1回表、日本選手が場内アナウンスで紹介される。
『ライト、イチロー』のアナウンスにイチロー選手は高校野球のように
ダッシュで守備位置につく・・・それだけで感動した。
大会前のコメントも
試合後のコメントも・・・
あのイチロー選手が・・・
ベンチでもとても険しい表情でグランドを見つめていた、怖いくらいに。
日の丸を背負った責任感からだろう。
野球界の将来を思って(危惧して?)いるからだろう。
凄い・・・
あらためてイチロー選手って、凄いと思う。
日本を代表する、日の丸を背負う・・・簡単に口にすることはできるが
選手の重圧は相当なものだろう。
プロ選手の参加が可能になった五輪野球も選手の重圧、プレッシャーが伝わってきた。
だからこそ、観ているものに感動を与えてくれたのだ。

WBCに関するニュースのあと、大リーグのキャンプ情報も流していた。
本来なら日本代表に召集されていた選手たちだチームの方針もあり、
出たくても出られない事情があるのだろうと思いたい。

日本の代表、日の丸を背負った人々か・・・

では、トリノ五輪はどうだったか?
荒川選手の金メダル1個 日本のメダル獲得率は0.89%しかも、
選手112名に対し役員127名であり、選手100名以上を派遣した国ではダントツ最下位。
勝てない選手を無理して派遣していないだろうか?
各競技役員たちがトリノに行きたいばっかりに・・・
少なからず国から補助金が出ているという事実も軽んじていないだろうか?

JOCがマスコミに乗せられたのか、マスコミがJOCに乗せられたのか・・・
開幕前のメダル獲得見込みの甘さにも呆れてしまうし、あまりにもお粗末である。
国の代表、日の丸を背負うという意識と責任感はあっただろうか?

挙句の果てに、小坂文科相は荒川選手を前に
「他人の不幸を喜んではいけないが、ロシアの選手がこけた時には喜んだ。これでやったーって」
の発言の報道をみて苦情が寄せられたそうで
「荒川選手の金メダル獲得が大変うれしいとはいえ、一部配慮に欠けた発言をしたことについては、
 深く反省しており、荒川選手及びスルツカヤ選手に対しておわびを申し上げます」
と謝罪文を発表したそうだ。
確かに気持ちは分かるけど・・・

ちなみに昨日、日本を破った韓国は選手40名に対しメダル11個、メダル獲得率は27.5%(1位)
これが国力の差だとは思いたくはない。

参加することに意義があり、その数だけが国の文化的成熟度を図るものだと思ってはいないだろうか?

富裕層の連中がお金にモノを言わせて団体旅行に出かけ、
まわりの目も気にせずバカ騒ぎしている絵が浮かんでくるのだが・・・

選手たちはそうではなかったと願いたい。