だいすき♪

犬が好き。猫が好き。美味しいもの、綺麗なものが好き。

なな

2006-07-07 | いぬ
今夜は七夕。たなばたの日。

織姫様と彦星様に願い事をする。

「ななをよろしくお願いします」

あさ、職場に着くとドアの前にダンボールの箱が
置かれていた。

あまり、いい予感はしなかった。

箱を覗くと、中には新聞紙を細く切ったもの、タオルが見えた。

たぶん、そうじゃないかなってそのとき思った。

動かない小さな毛玉。

まだ目も開いていない小さな子猫。

無責任に子猫を捨てたことは百歩譲って我慢しよう。
でもね。だったら、命が消える前に託して欲しかった。
きっと、弱ってくる子猫をどうしようもなくなって
ここで、何匹も猫を育ててることを知ってる誰かが
置いていったんだと思う。

箱にはそんな感じがした。
ただ、拾ってもてあましたって感じはしなかった。と、思う。

置いていったときはきっとまだ息をしていたんだろうと思う。

間に合わなくて、ごめんね。おちびちゃん。
呼んでいたんだろうね。お母さんを。
おちびのかあさんは、何処に行ったんだろうね。

助けてあげれなくて、ごめんね。

いなくなった母さんの代わりに、職場のみんながお母さんになるよ。

おちびが、うちの子になったというしるしに
みんなで名前をつけた。

たなばたの日にうちに来て、お空に還った仔。

「なな」

なな。あんたは六番目のうちの子だよ。

10年分

2006-07-06 | いぬ
ゆうが、危ないと先生に言われた夜。

神様、私の10年をゆうに与えてください。
そう、祈った。

横で聞いていたぱぱが、
ぱぱの分の10年もゆうに与えてください。とお願いした。

わおう、25才まで生きることができるで。
ほんまやなぁ。
一気に長生き犬になるわ。

願いは聞き入れてもらえなかった。

5年づつだったら、ゆうくん。OKやった?
10年づつなんていったから、遠慮した?


あの夜から、ゆうが入院したあの夜から
こころにふたをした。

悲しくて、つらくて涙が止まらなくて。
ゆうを抱いて泣いた。

でも、思い出した。

病気と闘ってるわんこのおかあさんのことば。
「あたしがめそめそしてたら、この仔が不安になる。
だから、笑っていようと思う」

すごいなって思った。
そうだよね。不安にさせちゃ、だめだ。

不安そうなゆうを残して帰るとき、笑って
「じゃあね、またね。すぐくるからね」「まっててね」

笑顔でじゃあねって言った。
泣いてちゃだめだ。
ゆうも頑張ってる。わたしも頑張らなくっちゃ。

笑顔で「じゃあね」



ふたをした悲しみが、電車の中や人ごみの中で滲み出てくる。

う~ん

2006-07-05 | いぬ
季節は夏に変わっていく。

ゆうがいなくなって、もうすぐ1ヶ月になるんだなぁ。。

なんて、ふと思ったりする。

会いたいなぁ。。
今度、いつ会えるかなぁ。

昨日、YKにぴーぴーのボールをお土産に買ってきた。
今日も、買ってきた。ぴーぴー鳴る、ハーレ・ダビッドソン。

ぴーぴー鳴らして、ゆうを呼ぶ。
出て来い。

わんこの葬儀屋さんが、49日まで迷わないようにろうそくを
付けておいてください。なんて、言ってた。
そうなん?
そもそも人の4倍の速さで成長するわんこも49日?
それともその4分の1?12日位?

でも、ちゃんと(電気だけど)ろうそくはずっと点けてるけど。。