ビバのよもやま日記

長い介護生活から解放されて、猫と酒におぼれる毎日を綴る日記です。

丑三つ時の怪光?

2007-09-17 19:13:59 | 自宅介護

 私はいつも午前1時から2時頃に床につきます。昨夜もいつものとおり、ばあちゃんと父ちゃんの様子を見て1時半に床につきました。外は土砂降りです・・・。

 ・・・・・・

 暗闇に、時折光が瞬きます。雨が降っていますが雷ではありません。ウトウトしながら『何かへんだなぁ・・・』と思っていたら、『パチン・・・パチン・・・』とスイッチの音がしてきました。

 1階中の照明が付けられていきます。そう、犯人はばあちゃんです。『電気付けてけろー』と言いながら、スイッチを押してあるいているのです。

 『何してるの?』と聞くと、私の手を引いてベッドのほうへ・・・。丹前の袖口を指差して、電気を付けてほしいとしきりに訴えるのです。その袖口は、以前にハサミで切り刻んだことのある物で、補修した後にも手でむしった痕があり、長いほつれになっています。その糸の先を指差して『電気、電気』とつぶやくのです。

 たぶん、電気毛布のスイッチボックスの事を言っているんだと想像できるのですが、まだ電気毛布の時期ではありません。叱ってもしょうがないので、思考転換させようとトイレに連れて行きました。そのまままたベッドへ連れて行くと、先ほどの件は忘れたようで、すぐに横になってくれました。

 この電気騒動は父ちゃんに伝染してしまいました。『電気ーっ、電気ーっ・・・』と言い出したので行って見ると、『眼鏡をかけるしぐさ』をしながら『電気ーっ、電気ーっ・・・』・・・やれやれ、眼鏡かよっ。トイレに連れて行き約30分・・・寝かせることが出来たのは、すでに午前3時をまわった時間でした。

 単語と行動がかみ合わない症状が出てから、3年くらいになります。特に最近変なのですが、『眼鏡を拭くからはずして』というと入れ歯をはずしたり、反対に『入れ歯洗ってあげる』というと眼鏡をくれたりするんです。『お絞りで手を拭いて』というとテーブルを拭いたり、『口の回り拭こうか』といえばおわんの中にタオルを入れたり・・・。結構笑えます。

 そういえば、今日は敬老の日なんですねぇ。ばあちゃんがディサービスからお祝いの記念品を頂いてきました。なんとそれは『梅干用の小さい壷!』・・・。食欲増進に梅干を食べさせるようになったばかりので、実にタイムリーな贈り物です。さっそく洗って、梅干を入れてあげました。何回も、開けては覗き、父ちゃんに見せびらかし、大事そうにしまう・・・を繰り返しています。いつまで続くことやら・・・どんど晴れぇー。