ビバのよもやま日記

長い介護生活から解放されて、猫と酒におぼれる毎日を綴る日記です。

父ちゃんと『焼きそば』

2007-09-14 20:35:16 | 自宅介護

 普段は、食事の準備をする前に、まずは父ちゃんをトイレに連れて行きます。トイレの時間がすごく長いので、しばらくの間座っていてもらいます。その間に家事をこなすのです。

 昼食前のトイレで、『今日は何がたべたい?』と聞くと、必ず返ってくる答えは『焼きパン(トースト)』です。焼いた食パンにマーガリンと苺ジャムをたっぷりと塗ったトーストが、一番の好物なのです。

 今日も『焼きパン』を作ってあげようと準備をしながら、母ちゃんと私は『野菜たっぷり焼きそば』を食べる話をしていました。すると父ちゃんも『それがいい』と言い出したので、3人で『焼きそば』を食べることにしたのです。

 ・・・が、麺をすすっって食べることが出来ない父ちゃんは、とうとう短気を起こして『もういらないっ』と、食べるのを拒否してしまいました。(食べるって言ったじゃん!)

 キッチンバサミで細かくして、スプーンで食べてもらいましたが、なかなか食が進みません。こうなったら最後の手段!・・・食パンにナイフでポケットを作り、その中に焼きそばを入れてみました。

 すると、あーっというまに『完食』です!・・・なんてことはない、箸やスプーンを使うより手で食べたほうが楽なんですよねぇ。

 このごろは手首の硬直も進んでスナップが効かないのか、スプーンを使いたがらない時が増えたように感じます。お皿を時々回してあげないと、同じところをすくっていたりします。

 だからといって『おむすび』を出すと、握力のコントロールが難しいので、握りつぶしてしまうのです。大好きな『握りずし』も、口に運ぶ途中で分解してしまうので、なんだかかわいそうです。

 ちなみに、下を向いて食べると、眼鏡がお皿に落ちます。手で拾えばいいのに、箸でつまんで持ち上げようとしています。笑っちゃいけないのでしょうが、みんなで爆笑してしまいます。本人もニンマリと笑って、口からダラリ・・・・・・。再び爆笑です。