2016年に発売されたモーツァルト没225年記念CD200枚セットを購入後、約2年弱で200枚のCDを先日すべて聴き終えました。どの演奏もレベル的に高いもので満足しています。
著名な演奏家によるものが多くありましたが、中には初めての演奏家にも巡り合うことができました。
さらに現段階でモーツァルトの作品ではないと判定されている曲目も入っていました。
それらの曲の中に「オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調 K.297b (K.Anh.C14.01)」があります。この(K.Anh.C14.01)は「疑作、偽作」を示すことを表しています。真作でない根拠として、全楽章が変ホ長調で書かれている点やクラリネットなどの用法を詳細に検討した結果であるとされています。
個人的にはモーツァルトの作品ではないとの結論であっても、全く問題にならない作品内容だと感じています。特に第2楽章のアダージョですが、聴くと心が穏やかにそして安らぎを感じます。このような曲は他にありません。
凡夫にとってモーツァルトの全ての作品は最高です。 感謝そして合掌