昨年の暮れに発覚したことですが、我が家の愛犬ミルクに腫瘍が発見されました。場所は
歯茎で肉腫とのことですがミルクにとっては時々痛みがあるように見受けられ、さらに元気
がない時があります。
先日獣医の所で詳しく診てもらった所、ぐらついていた1本の歯が簡単に抜けてしまいま
した。その瞬間からとたんに元気になりました。獣医の話によると歯がぐらぐらしていると
きは痛く感じるそうで、抜けてしまうとその痛みは消えるそうです。
獣医によるとこの肉腫を完全に直すには、顎の骨を削ったりする手術を行う必要があると
のことでした。いまミルクは11歳を超えているので、人間でいえば70歳を超えた老人の
域に達しています。
このような年齢で大手術をして寿命を延ばしてあげるのがよいのか、あるいはたとえ寿命
が短くなっても、今のままで好きなものを自由に食べられる状態にしてあげるのがよいのか
を真剣に考えました。
ミルクは食べることが大好きな犬だから、顎の手術をして食べるときに制限がかかってし
まうような体になったときに、ミルクはどのように感じるだろうかと愚妻と引き出した結論
は、このまま自然に過ごさせてあげようというものでした。
従って獣医からは、痛み止めと抗生物質をもらいミルクの調子が悪そうな時に飲ませなが
ら、対処することとしました。昔はやんちゃで落ち着きのない臆病な犬でしたが、今は歳の
せいか殆ど一日中陽のあたる暖かい場所でごろごろと寝ています。ただし食べる時だけはダ
ッシュで飛んできます。
今のミルクにとって、散歩と食べることと寝ることが最大の楽しみだと思います。これま
で11年間の期間をともに過ごしてきた時間を考えると、残された命を穏やかに使う方法が
良いのではないかと素直に思います。
確かに悪いところを手術して取り除き、寿命を伸ばす方法も大切なことだと思いますが、
この世に生まれてきた際に授かった体の一部を人工的に改造した体にして命を伸ばすものの、
食べるときには自然な形でなく、少し不自由な食べ方になってしまうのが本当に幸せなのか
迷うところです。
しかし、毎日ミルクと一緒にいるとこのままで良いよと目で話しかけているように思えて
なりません。人間でも同じですが、自然な振る舞いがもっとも大切なことだと思いますので、
今回のミルクの病に際しても、ミルクの命を預かる者として冷静に判断して決めた次第です。
ミルクの寿命が尽きるまで、出来る限り傍にいてあげようと思っています。今回の出来事
を契機に、本当の幸せは何なのかを考えさせられました。愛犬ミルクですが、今私の傍で日
向ぼっこをしながらうとうとと夢を見ているように寝ています。
本当の幸せってこのような当たり前の状態を指すのではないかと思うこの頃です。合掌
歯茎で肉腫とのことですがミルクにとっては時々痛みがあるように見受けられ、さらに元気
がない時があります。
先日獣医の所で詳しく診てもらった所、ぐらついていた1本の歯が簡単に抜けてしまいま
した。その瞬間からとたんに元気になりました。獣医の話によると歯がぐらぐらしていると
きは痛く感じるそうで、抜けてしまうとその痛みは消えるそうです。
獣医によるとこの肉腫を完全に直すには、顎の骨を削ったりする手術を行う必要があると
のことでした。いまミルクは11歳を超えているので、人間でいえば70歳を超えた老人の
域に達しています。
このような年齢で大手術をして寿命を延ばしてあげるのがよいのか、あるいはたとえ寿命
が短くなっても、今のままで好きなものを自由に食べられる状態にしてあげるのがよいのか
を真剣に考えました。
ミルクは食べることが大好きな犬だから、顎の手術をして食べるときに制限がかかってし
まうような体になったときに、ミルクはどのように感じるだろうかと愚妻と引き出した結論
は、このまま自然に過ごさせてあげようというものでした。
従って獣医からは、痛み止めと抗生物質をもらいミルクの調子が悪そうな時に飲ませなが
ら、対処することとしました。昔はやんちゃで落ち着きのない臆病な犬でしたが、今は歳の
せいか殆ど一日中陽のあたる暖かい場所でごろごろと寝ています。ただし食べる時だけはダ
ッシュで飛んできます。
今のミルクにとって、散歩と食べることと寝ることが最大の楽しみだと思います。これま
で11年間の期間をともに過ごしてきた時間を考えると、残された命を穏やかに使う方法が
良いのではないかと素直に思います。
確かに悪いところを手術して取り除き、寿命を伸ばす方法も大切なことだと思いますが、
この世に生まれてきた際に授かった体の一部を人工的に改造した体にして命を伸ばすものの、
食べるときには自然な形でなく、少し不自由な食べ方になってしまうのが本当に幸せなのか
迷うところです。
しかし、毎日ミルクと一緒にいるとこのままで良いよと目で話しかけているように思えて
なりません。人間でも同じですが、自然な振る舞いがもっとも大切なことだと思いますので、
今回のミルクの病に際しても、ミルクの命を預かる者として冷静に判断して決めた次第です。
ミルクの寿命が尽きるまで、出来る限り傍にいてあげようと思っています。今回の出来事
を契機に、本当の幸せは何なのかを考えさせられました。愛犬ミルクですが、今私の傍で日
向ぼっこをしながらうとうとと夢を見ているように寝ています。
本当の幸せってこのような当たり前の状態を指すのではないかと思うこの頃です。合掌