丹沢秘密倶楽部

日々の記録、思いついたこと、昔話など。最近は、俳句のこと。
俳句は読み中心で、なかなか詠めない。

旧暦の元旦

2024-02-11 10:04:15 | 俳句
二月十日は、旧暦の元旦とのことです。
この辺が本来の正月だということは、暖冬でなくてもわかるような気がします。
二月初め頃が一番寒いのは例年ですが、一月前に比べて、日差しが違いますね。寒くても春に向かっていることがよくわかります。

当方の初詣は、気が向けば、近くへ、程度ですが、高幡不動は初めてなので、行ってみました。一月四日、一応松の内でした。


高幡不動五重塔


新撰組副長、土方歳三の菩提寺だそうです。


俳人だったという住職の句碑
鳴り止まぬ塔の風鐸天の川   祐勝



近ごろお気に入りの一句

足跡のあをく続きし別れ雪      藤原暢子
雪山の風景、雪原に点々と延びている先行者の深い足跡の中が「あをく」見えるのです。分岐点に来たが、自分はそっちには行かない。

当方も、冬の丹沢に行ってましたが・・・。


江ノ島を駆け巡るなり猫の恋     西村麒麟
江ノ島神社参道は、急坂です。土産物店街を過ぎると、旅宿や一般住宅があります。その辺の春景色でしょうか。

作者の西村さんは、俳句結社「麒麟」の主宰、江戸時代ならば、「宗匠」です。
その西村さんが、「麒麟」冬号に、こんなことを書いています。
以下抜粋
・俳句の勉強法
①人の俳句を読むこと、俳句を作ること。
②句会に出ること。

・上達しにくい人の傾向・・・「他者に興味がない人」

これを当方に当てはめると、句集は読んでいるが、俳句はなかなか作れない。
したがって、句会には出られない、上達しにくい人です。
しかし、「他者に興味がない人」とは?、考えましたよ。
他者とは、句集を出すような俳人ではなく、俳句雑誌でいうと、特選や入選には選ばれるわけではない、ふつーの俳句作者と考えれば、納得ですね。
たしかに、雑誌の特選や入選、天地人などは読むが、その他大勢の俳句欄はほとんど読んでいない。図星でしたね。
他者が何を題材に句作しているのかを知りなさいよ、と言われているのでした。

一句思いつきました。
たまの一句
雪掻きを隙間から見る春の朝     今日水
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