ある日の相模原公園
フェイスブック俳句会に、ちと疑問を感じることが多くなって、他をいろいろ調べていたところ、次のようなものを発見。
(「鷹」のホームページはよく見ていましたが、気づきませんでした。)
ランウエイ句会、俳句結社「鷹」の新入会員一年間限定の句会です。
【投句】
奇数月(年六回)当季の2句
【選句】
投句一覧から1句を選句選評
【主宰講評】
全員にコメント
主宰は、当ブログでたびたび引用させていただいている、小川軽舟氏。
当代一流の俳人からコメントいただける、それならばということで入会しました。
11月初参加のランウエイ句会
当方の句と主宰のコメント
55 ○秋澄むや散歩のひとり腕まわす 【今日水】
(軽舟)いそうですね、やたら腕まわす人。
小屋主のぽつりひと言十三夜
55は整理番号、○は、一応俳句になっていると認めます、ということらしい。
〇はもらいましたが、奥行きがない、ところが当方の反省点です。
当方に散歩の趣味はありませんが、遊歩道の車止めを利用して、腕立て的なことをやっている人をよく見かけます。
こういう人を見ると、ほかでやれよ、と思うのです。
「腕まわす」も同じで当方の美学には(というほどでもないが)合わないことなのです。
俳句に詠むことではなかったかな、ですね。
ちなみに、参加者65人、○印がついた人は33人。(二句とも〇がついた人は一人)
あとは、結社誌「鷹」に毎月6句投句、
一句でも掲載されればいいかな、です。
全国展開の大結社らしいので。
今日水千句選
西空に塵一つなし年の暮 小川軽舟 今日水千句選21
充実した年だったかなと思い、新年を迎えられる清々しさ。
ちと早いかもですが、当ブログは更新が少ないので。時期、季節も時々飛ばしています。
丹頂が来る日輪の彼方より 黒田杏子 今日水千句選22
冬籠りまた寄りそはんこの柱 芭蕉 今日水千句選23
現代、「冬籠り」という感覚はなくなってしまったと思っていましたが、
コロナ禍での年末年始は、まさに「冬籠り」になりそうですね。
明滅の豆電球の夜の長し 坊城俊樹 今日水千句選24
当方の近所にはほとんどありませんが、地域によっては、ほとんどの家でクリスマスイルミネーションをつけている一角がありますね。
「夜の長し」、豆電球は、いつ点いて、いつ消えるのか。たぶん、センサー設置と思いますが。
屈伸する男のリュック冬紅葉 奥 要治 今日水千句選25
ちりちりと冬のランプやまぐろ丼 西村麒麟 今日水千句選26
テレビ番組で見ると、魚市場の朝は早い、夜明け前から動いているようです。
炬燵より出て丁寧なご挨拶 西村麒麟 今日水千句選27
炬燵出て歩いてゆけば嵐山 波多野爽波 今日水千句選28
京都に何年か住んでいたそうです。炬燵から出ることを俳句に詠む、うむ、です。
畑あり家ありここら冬の空 波多野爽波 今日水千句選29
家ありてそして水仙畠かな 小林一茶 今日水千句選30
「水仙畠」江戸時代、既に正月用の花として栽培販売されていたそうです。
小川軽舟句集「朝晩」から 単身赴任句(と思われるもの。まだありますが、当方なりに並べてみました。)
花散るや引越しの荷の本の箱 小川軽舟 今日水千句選31
行春や車窓に背広かけしまま 小川軽舟 今日水千句選32
駅弁を家に食ひつつ日の永き 小川軽舟 今日水千句選33
職場から駅を見下ろし春惜しむ 小川軽舟 今日水千句選34