知人の作品が世田谷区書道展区長賞受賞ということで、展示会場の三軒茶屋に行ってみました。
この分庁舎の入口が狭いので、うっかりすると通り過ぎてしまいます。
知人の作品
がうがうと欅芽ぶけり風の中 波郷句
石田波郷集を書棚に残してあったので、取り出してみました。朝日文庫 昭和59年9月20日 第1刷発行 定価540円。当時としてはけっこうな値段です。
買ってはみたものの、実はほとんど読んでいなかったので、年譜から読み始めました。
大正2年(1913年)愛媛県松山市生まれ、松山中学校4年の時から俳句をはじめる、とありました。
昭和18年招集、昭和19年肺病になり、中国の陸軍病院から昭和20年2月、東京第二陸軍病院大蔵分院に移る。とありました。
大蔵分院は、たぶん世田谷の砧公園そばの、国立大蔵病院と思われます。現在は国立成育医療センター。
砧公園のテニス場によく行っていたので、大蔵分院、うむ、と思ったのです。
石田波郷といえば、清瀬の国立結核療養所で俳句をつくっていたぐらいの知識しかなかったのですが、あらためて読んでみようと思いましたね。
薬師寺の塔に冬田の濃かりけり
角川春樹の句
冬田の濃かりけり・・・夕暮れのことを言っているのでしょう。
馬鈴薯のうす紫の花に降る雨を思へり都の雨に
石川啄木のうた
これも望郷の歌なのでしょうか。
さらさらと竹に音あり夜の雪
正岡子規の句
水仙や古鏡の如く花をかかぐ
松本たかしの句
鏡のかたちは丸と思っていましたが、水仙の花のかたちのようなものもあったようです。
三年か四年かぶりで、丹沢登山、
よたよたでしたが、何とかたどりつきました。
途中、何人もの人に、大丈夫ですか、重そうですね、と声を掛けられました。
山は一応、自給自足と思っているので、500ミリの水3本、同じく500ミリのお茶2本、900ミリの焼酎。
お土産のカステラ4本、あんドーナツ2、チョコレート2、チーズ1、着替え一式、よたむらミュージック用のBOSESoundLinkMini、携帯充電器、
懐中電灯、自作の杖(登りには要らないが、下りの転倒防止には有効)
重くないわけはない!のです。
よたよたに見えたと思いますが、山道は足が覚えているので、時間をかければ、まぁ大丈夫なのです。
駒止茶屋12月定例会、二十代女性から、最高齢84歳男性まで十数名の参加でした。
ちなみに、当方は当年71歳であります。
駒止茶屋の裏から富士山が見えます。
小屋前の登山道からは見えません。