NYシティの警官と黒人射殺事件

2007-03-21 18:21:05 | 社会
2007.03.18- ニューヨーク(CNN)

 昨年11月末に、結婚式を数時間後に控えた黒人男性が、ニューヨーク市警の警官から数十発もの銃撃を受けて死亡した事件で、
ニューヨークの大陪審は16日、銃撃に関与した市警の警官3人を起訴した。罪名などは、19日に正式発表される。

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この事件は被害者のショーン・ベルさん(当時23)が
クイーンズ地区のナイトクラブで、独身最後の夜を友人らと過ごしていたが、店から出てきたところで口論となり、
これを聞きつけた私服警官の追跡を受け、
車で走行中に警官5人から50発の銃撃をうけ、ベルさんが死亡したほか、同乗していた友人らも負傷したというものだ。

計5名の警官が発砲したのだが、興味深いのは、
起訴された3名の警官(刑事)の内、白人が1名、残り2名が黒人だったのだが、
このひとりの白人警官が50発の内31発もの拳銃発射をしている事だ。


ニューヨーク市警察勤務用として認められている拳銃は
グロック 19、シグ・ザウエル P226 、スミス&ウェッソン の中から選ぶが、
6割ほどの警察官はG19を使用しているという。

このG19という拳銃はオーストリアの銃器メーカーであるグロック社が初めて開発した自動式拳銃で、
装着できる弾丸は15+1、
つまり拳銃本体に1発装着した状態で15発用のマガジンを差し込むと、
16発が連続発射可能である。

シグ・ザウエル P226も同様の仕様であり、S&Wはリボルバーであろうから6発装着となる。


つまりこの白人警官は、
弾丸が最大限装着されたG19かシグを使用し、
全弾(16発)を撃ち終えると、おもむろにマガジンを追装着し、
さらにその全弾(15発)を撃ち切った事が想像できるのである。


31発という数字にはそういう意味合いが含まれているのであり、
なかなか背筋を冷たくさせると同時に、
その情景が映画を観るようにアリアリと浮かんでくるようでもある。

NYの警官はマジで怖いからね。


私もNYで一方通行を逆走し物凄くデカイ警官に止められた時は、
只の交通違反なのに車内でホールドアップしちゃったもんね(笑)。






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