中国銀行もビビる米財務省の処置

2007-03-22 18:54:02 | 時事
第6次6カ国協議が北朝鮮の交渉拒否で膠着状態になっているらしい。

何故止まったかというと、北の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官が
『BDA(バンコ・デルタ・アジア)からの、
 北京にある中国銀行にある朝鮮貿易銀行口座への入金が確認されていない』
と言って協議を拒否しているからだ。


で、どうして入金が遅れているかと言うと、

①北朝鮮は口座名義人の身分をBDAに明かしていなため、
BDAは送金したくてもできない状況であるから。

50以上のBDA北朝鮮口座のほとんどが既に死亡した朝光貿易総支配人のパク・ジャビョン名義となっており、
現在の所有者は不明のままだ。
パク総支配人は自らの身分を明かさないまま死亡したとの見方も出ている。

つまりかなり怪しい金っつう事なのよ。(マネーロンダリングも含め)


②米国財務相がBDAをマネーロンダリングの疑いで取引禁止処分にしたため、
中国銀行がビビッちゃってBDAからの入金をためらっているから。

BDAはクリーンな金だと主張したけど実際送金しようとしたら①のような状態で、
ヤバイ金だって事が露呈したようなものだもんね。



金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官は既に本国の金正日に
『将軍様のゼニは取り戻しますた!』
って鼻の穴を膨らませて報告してるようだから、
今更『やっぱ、、ダメですた、、』とは口が裂けても言えず、
彼は現在帰国したくても出来ないような状態らしい。


かはは、、米国もえげつないねぇ。

前にも書いたけど米財務省のBDAに対する処分は世界中の金融機関が震え上がるに充分な処置で、
米国のヒル国務次官補が財務省と何の連携も無く動いているとは思えないけど、
財務省は財務省で6者会議とは関係なく自分達の論理で動いていると主張するだろうから、
これはナカナカ見物だね。


北朝鮮は自分の事は棚に上げて、
これを米国のトリックだと思う事は間違いないから、
こりゃぁ核問題もすんなりとはいかんだろう。


可哀相なのはマカオとBDAでまぁ散々な目に遭ったもんだ。







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