亀田興毅謝罪会見

今朝の亀田興毅の謝罪会見。


思わず涙がこぼれてしまった。


口舌が仕事の大勢のマスコミの待ち構える針の筵に

全く反撃を許されない２０歳になったばかりの若者が座らせられて

あたかも斬首を待つ僧のように神妙に、しかし、毅然と、

自分と自分の家族を弾劾する辛らつな言葉の刃に、もどかしそうに、応えていた。



記者たちは

何とか興毅の口から父親を批判する声を引き出そうと何度も試みた。


しかし興毅はただの一度も自分の父親を非難せず、

むしろ、

『おやじは世界一の父親だ』

とまで言い切った。


この時、私は涙がポロリとこぼれてしまったのだ。


確かに彼らは世間の常識からすればオカシナ感覚を持った親子であるかも知れない。

しかし、私は近年、これほど親や兄弟を思いやる若者を見たことが無い。


質問をしている記者たちの子ども達は

これらの記者たちをこれほどまでに信頼しているだろか？


私は自分の二十歳の頃を思い起こせば、ただもう恥ずかしいばかりだ。


また、大のおとなが

よってたかってハタチの若者に

親の悪口を言わせようと熱心に試みているさまは

見ていて不愉快で、しかも正義面をしているのは不思議であった。





私がこの記者会見で一番思った事は



『こんなふうにだけはなりたくない』という事。



つまり、、


抵抗できないひとりを大勢でよったたかって叩くような人間、、には、、、


なりたくない。