民主党は対案を出せ!

2007-10-26 12:41:06 | 時事
防衛省がらみの不祥事で

守屋氏に続き久間元防衛相も山田洋行から接待を受けていた事が発覚した。


これはケシカラン問題で、これから彼らは厳しく追求されるだろうし、

法に触れるのであれば断罪されなければならない。


しかし、この事とテロ特の議論はまるで次元の違う話ではないだろうか?


小沢氏は

『守屋氏の事や油の使われ方を徹底的に明らかにしなければ

 テロ特の審議に入れないのは自明の理だ』

という意味のことを言っているが、

全くそんな事はない。


守屋氏や油のゆくえは枝葉の事であり、コトの根幹ではない。


テロ特の論議は平行してやればよいことだ。


小沢氏はある雑誌に論文を出し、

『民主党が政権を握ればISAFに派兵し戦闘行為も辞さない』

と述べた。


その後、論旨は

『ISAFには参加するが民生部門に限る』

と変化した。


しかし、アフガンに於ける民生支援に於いては、

10名の民生人員に対し100名の護衛(戦闘)部隊が必要であり、

既にこれまで世界中の民生人員が100名以上死んでいる。


小沢氏はこれらの護衛(戦闘)部隊をどうするつもりなのか?


まさか、『丸腰で出かけて抵抗すること無しに死ね』という事ではあるまい。



民主党は小沢氏のISAF参加論を

『小沢氏個人の見解であり民主党の意見ではない』などと言っているようだが、

それでは民主党の『党としての意見』はどうなのか?


これを全く出さずして給油反対と言うことは、

つまり、国際支援は全くやりませんということか?



給油活動は世界中が認め『感謝の意』を表明し、

ひいては日本の油の確保に必要なシーレーンの安全確保にも寄与しているのではないか?



日本のこの国益にも準じている活動を、

その根幹の事ではなくどうでもよい枝葉のことで、

国会論議の遅延を画策し、政治的思惑で反対するというのは、

これから政権を担う覚悟のある政党のやる事であろうか?



私は現状のところ給油活動はベストであると思うが、

民主党にもっと良い案があるのなら、

その案に賛成することにやぶさかではない。


しかし、

対案を出さずにただただ反対では、かっての社会党と同じではないか。




民主党は対案を出せ!








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