『仕分け』というサーカスの後に、、、

2009-11-28 11:47:33 | 時事

事業仕分け:1.95兆円捻出し終了 
「廃止」71「見送り」19「基金返納」30超


 政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)は27日、
予算の無駄を洗い出す「事業仕分け」最終日の作業を行い、
全9日間の日程を終えた。

449事業を仕分けし、「廃止」、「予算計上見送り」、「予算縮減」を合わせた
予算の削減額は約7500億円となった

公益法人の基金の国庫返納などで捻出(ねんしゅつ)できる財源を加えると
総額約1兆9500億円に達した。

作業グループは30日、結果を最終報告する。

毎日新聞 2009年11月28日





今朝の毎日新聞の一面である。



同紙は【1.95兆円捻出】と、
事業仕分けの成果を
精一杯見栄え良く見出しを打っているが、
その内容は実質削減7500億円であり、
あとの1兆2000億円は基金の国庫返納である。



つまり、経費削減は7500億で、
貯金(内部留保)を1兆2000億円
取り崩させたということだ。



言うまでもなく
貯金は使ってしまったらもうお終いである。


その貯金を使ってもぜんぜん予測と違い、
今度の予算編成は
むちゃくちゃな事になりそうであるというのに、
来年度以降の予算は
いったいぜんたいどうするつもりか?


民主党は選挙時、自信満々に
『財源はあるんです』
『無駄を削れば9兆くらいは軽いんです』
と言ってきた。


あれは、、、なんだったのか?


大衆は政治ショウに喝采を送っているようだが、
その実はあまりにも小さい。



株価は9000円になり、
円は1ドル94円をつけた。


人々がサーカスに興じている間に
マーケットは冷静に
日本から手を引いているのである。



あとは


大仰なチラシと


寂びれた舞台と


高額な請求書が


残されるだけである。


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