石原都知事の仏語批判訴訟に思う

2007-03-20 12:42:57 | 時事
石原都知事が
「フランス語は数を勘定できない言葉だから国際語として失格しているのも、むべなるかなという気がする」
とか言った件で、
05年7月に学者、通訳者などとともに「社会的名誉を棄損され損害を受けた」として訴えられていたそうだが、
今度は石原氏が「私人ではなく都知事としての発言だった」と主張を変えたため、
原告のフランス人らが都を相手取り、国家賠償請求訴訟を起こしたんだって。

前の私人としての訴訟も維持したままで平行して訴訟をやるげな。



これねぇ、、
石原氏はこういう他国の文化を侮辱するような事を言ったらイカンと思う。

イカンのだけど、
じゃぁ現在フランスで大統領選を戦ってるサルコジ氏の相撲批判や、
ロワイヤル氏の日本アニメ批判は日本の文化を侮辱していないか?と言うと、
こりゃもうしっかり侮辱しとるわけだ。

これに対して日本人はどうしているかというと、
マスコミが小さく記事にしたりして、
後はじっとうつむいて爪を噛んだりしてる。


日本人は、
まぁこんな事で訴訟したりして事を荒立てたりすれば両国の間に角も立つし、
ここはひとつ穏やかにまぁるく、、、なんて事を考えてる。

そしてマスコミも国民もなんとなくそれで納得してる。


俺はね、、それはそれでイイと思ってんのよ。
こんなこと、別にワァワァ言うのは恥ずかしいし、いやらしいじゃん、と思ってる。



俺が不思議なのは、、、
日本が外国人から侮辱されて黙ってて、
それはそれで日本人のコンセンサスが得られてる、、のにだよ、

日本人が外国を侮辱したマターにおいて、
外国人が訴訟するのはともかく、
【日本人】でそれに同調して『そうだそうだ、外国を侮辱してケシカラン!』といってる輩がたくさん居る
(今回の訴訟にも数人の日本人が原告団に居るし知識人と称する日本人達が石原氏を批判している)
という事なのよ。


この人たちはさぁ、、、
この『他国の文化を批判するのはケシカラン』という理由において石原氏を批判するのであれば、
サルコジ氏やロワイヤル氏も声高に批判すべきじゃないのかね?


何のつもりか知らんが、おかしな日本人達がよぉーけいるもんだなぁ、、と思うね。


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