竹島(独島)の密約

2007-03-20 19:38:24 | 時事
報道によると、

19日発売の韓国誌「月刊中央」が1965年1月、竹島(韓国名・独島)の領有権問題について、両国が
「今後解決せねばならないということでいったん解決したとみなし、基本条約では言及しない」と、
問題を棚上げする密約を交わしていたと報じたそうだ。

 同誌によると、密約で日韓は
(1)それぞれの領有権主張に相手国が反論しても異議を唱えない
(2)将来の漁業区域設定では、お互いの主張する領海が重なる部分は共同水域とする
(3)韓国による占拠状態を維持、警備人員増強や新たな施設建設はしない。
と合意したとある。


これに関し社団法人独島研究保存会(キム・ハクチュン会長)は19日、
「報道が事実ならば、韓国政府は密約に関する事実を1つ残らず公開すべきだ。
 また、韓国政府は今からでもその密約が無効であることを宣言するよう求める。
 われわれは独島に関するいかなる形態の密約も大韓民国固有の領土に対する侵害とみなし、無効であることを宣言する」
と、大層ご立腹なされとるそうな(笑)。


ところが中央日報はナカナカ冷静見方をしていて、

『この過程で核心の役割を果たした人物は金鍾泌元総理の実兄、金鍾洛、当時韓一銀行専務であり、
 当時の朴正煕軍事政府は
 ①この密約により韓国が韓半島の唯一の合法政府という明言を日本から受けること。
 ②経済開発に必要な経済協力資金の確保。
 という2つの問題をともに解決したことになった。 
 またこの密約のアイデア自体も金鍾洛氏本人が出した』と述べた。

その後、金鍾洛氏が
「朴正煕大統領が暗殺された後、全斗煥氏が政局を主導し始めながら、大きな問題になる可能性があったため、
 写本が一つもない独島密約文書を燃やしてしまった」と告白した。
とも述べている。

しかも中央日報は、
『韓日協定の障害物除去のために結ばれた独島密約はさる42年間、韓日両国間で絶妙にも文句その通りに守られてきた。
  韓国が独島を占有した状態でお互い自国の領土と主張し、相手に対する反論を提起しているのがまさにそれだ。
  ただ、金泳三(キム・ヨンサム)政権当時、独島に新たに接岸施設を建設したことで、
 新しい施設や建築または増築はしないという約束が初めて破られた』
と、韓国の約束違反を素直に認めている。


これ、、、どうなんだろうね?
韓国側の一方的な報道で真偽のほどはよく判らんけど、、少なくとも韓国側に有利な情報ではないよね。

ところが日本の外務省によると

『竹島は、歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに我が国固有の領土です。
 韓国による竹島の占拠は、国際法上何ら根拠がないまま行われている不法占拠であり、
 韓国がこのような不法占拠に基づいて竹島に対して行ういかなる措置も法的な正当性を有するものではありません。
 ※韓国側からは、我が国が竹島を実効的に支配し、領有権を確立した以前に、
 韓国が同島を実効的に支配していたことを示す明確な根拠は提示されていません』
という事であり、
この件を国際裁判所に提訴しようとしても韓国は全く応じないのだそうだ。

つまり、道理的には韓国に分が無く、この件が国際社会の注目を集めれば日本の主張が通る事は自明であり、
何とか苦肉の策でこの密約話を出した可能性も無くはないという事のようだ。

この件に対する日本の政府見解はまだ知らないけど、
なかなか興味深い事ではありますね。







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