失敗した小沢の小芝居

小沢一郎の一世一代の小芝居（2009年3月24日）






　
『大衆の圧倒的多数は、冷静な熟慮でなく、
　むしろ感情的な感覚で考えや行動を決めるという、
　女性的な素質と態度の持ち主である。
　だが、この感情は複雑なものではなく、
　非常に単純で閉鎖的なものなのだ。』

というヒトラーの言葉を教訓としたかのような

小芝居であった。


だがしかし、ヒトラーはこの言葉の後に

『そこには、物事の差異を識別するのではなく、
　肯定か否定か、愛か憎しみか、
　正義か悪か、真実か嘘かだけが存在するのであり、
　半分は正しく、半分は違うなどということは
　決してあり得ないのである。』

とも述べている。


小沢は一世一代の芝居を打って

大衆の冷静な熟慮を

その情緒的な感情に訴えることによって

すり替えようとし、、、失敗した。（笑）


つまりそこには大衆どころか、

民主党内部にさえ

否定と憎しみと悪と嘘を産み落としたのである。


『検察は何故小沢だけを？』という批判があるが、

それは万引きをした小僧が

『俺だけが万引きしたわけじゃない！』

と叫んでいる事と同じで、

だからと言って小僧の罪が消えるわけでは

ない。



民主党は今回小沢の続投を認めることによって

『小沢個人の金権体質』が

『民主党全体の金権体質』と汚染拡大になったことを

自覚しなければならない。


今や国民は、政治と金の問題に関し、

民主党が自民党よりも清潔である

とは、ほとんど思わないだろう。



民主党はこれまで

何を持って自民党と戦おうとしていたのか？


胸に手を当てて考えてみるが良い。