シラク仏大統領の引退に思う

2007-03-12 12:01:19 | 時事
フランスのシラク仏大統領が11日、政界引退を表明した。

シラク氏は土偶とはにわの違いを完全に説明出来る程の大の知日家、日本贔屓で知られ、
大相撲の大ファンでもあり、愛犬の名前に「スモウ」とつけるほどであった。


シラク氏の引退に伴ない、
興味は次期大統領候補である与党・国民運動連合(UMP)のサルコジ総裁と社会党のロワイヤル元環境相、
民主連合(UDF)のバイル議長と移るわけであるが、これが日本にとってはチョット悲しい顔ぶれである。


バイル氏に関しては余り情報を持っていない。


サルコジ氏は2004年1月に香港を訪問した際、

「率直に言って、日本よりも中国の方が好きだ。香港は魅惑的な都市だが、東京は息が詰まる。京都御所はうらぶれている。有名な庭園も陰気だった」

「ポマードをなでつけた太った男同士が戦うことがなぜそんなに魅力的なのか。(相撲は)インテリのスポーツではない」

などと、日本をこき下ろす発言をしたと報道される。
(もっとも本人はこれを否定している)

ただサルコジ氏は日本の国連常任理事国入りには支持を表明している。


ロワイヤル氏は日本の漫画やアニメの性表現や暴力表現を著書で激しく攻撃していることで知られ、
また日本は男尊女卑社会と批判、
中国に対して友好的であり、訪問時も他のEU国とは違って中国の人権問題には言及しなかった。


こうなるとフランスも日本にとっては余り友好な国とは言えなくなるかも知れず、
米国も次の選挙で民主党候補者が大統領になれば、容共親中の政権になる事が予想され、
何とも寂しい限りである。


国際社会が何故日本から関心が離れ中国に擦り寄っているか?

それは日本の国力に蔭りがあり、中国の国力に勢いがあるからである。

何としても国力を付けねばならない。

国力さえ付ければ黙っていても国際社会は擦り寄ってくる。

、、そういうものだと、私は思う。




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