保守とリベラル

小沢氏の辞任表明を受け、民主党執行部が必死の慰留に努め、

小沢氏も涙を浮かべて『気持ちの整理が付くまで待ってくれ』と言ったそうだ。


今回の辞任劇は、いくつかの事を私たちに教えてくれた。

ひとつは、

民主党というのは、小沢という軍鶏に率いられた鶏の群れに過ぎず、

鶏たちは小沢軍鶏に不満があり、軍鶏のやり方が気に入らないのであるが、

その実、軍鶏がいなくなれば何もできず、

また、軍鶏が仲間を率いて群れを飛び出すのが心底恐ろしい、

文字通りチキンであったという事だ。



次に、先日も述べたが、

民主党がこれまでの対決姿勢では法案は一本も通らず、

国民は民主党のこの無責任な態度にじわじわと批判の目を向け、

現状であっても過半数獲得は無理であり、

今後総選挙が行われたとしても、国民の民主離れはますます進むばかりであろう。


また、今後自民との連立を志向したとしても、自民主導にしかならず、

民主党がこれまで説明してきた『二大政党制』とは一体なんだったのか？

という国民の批判に、彼らは明確に答えを出す事はできないだろう。



つまり、民主党は、

小沢氏が留任しようが辞任しようが、

対決しようが連立しようが、

前後左右既に道はなく、

政権を獲るという意味においては、もう、終わっているのではないだろうか。



私自身も参院選の頃色々な左派の方との議論を重ね、

『そうだな、、、二大政党制も良いかもしれないなぁ、、』

と思った。



しかし、

現状、民主党のスカスカのチキン状態を見ると、

とても彼らに日本の政治を任せる気にはなれない。



かといって大連立は反対だ。

大連立などしたら、

ようやく色々な闇が明るみなろうとしている政界は、

また暗闇に戻されてしまうだろう。



この際、

自民民主の議員達は「健全な保守思想」と「健全なリベラル」に別れ、

新しい旗の下、

真の二大政党制を目指して政界再編すべきではないだろうか？



国民の支持も、

保守リベラル、今のところは半々くらいではないのだろうか？



今がチャンスだと思うけどなぁ、、、無理かなぁ・・・