野良猫

2007-11-07 19:02:12 | Weblog
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000000711060002



北九州市小倉の紫川沿いに対照的な二つの張り紙が並んでいるそうだ。

一方は【猫に餌を与えるな!】、

もう一方は【責任を持って餌を与えている!】というもの。


【餌を与えるな】という主張の内容は

『餌を運んでくる人の自己満足で野良猫が増え続けている。
 増えるすべての生命に責任を持って餌を与える覚悟を持っていますか。
 可愛がるなら家に連れて帰って』

というもので、

【餌を与える】という方は

『やせ細った小さな命を見捨てることができない。
 迷惑は分かっているが、責任を持っているつもり。昨年来4匹を連れて帰った。
 今いる猫のうち1匹には避妊手術をした。もう2匹も近く行う』

というもの。


これ、結構身近な話で、私の家の周りでも時々話題になります。


実は私は猫好きで、

今はもう居なくなったが、数年前まで多い時は5,6匹の野良猫が庭に居つき、朝夕に餌を与えていた。


しかし、猫嫌いの人にはあの匂いも声もナカナカ耐えられないもののようで、

数回、家人が近所の人から文句を言われたようだ。


猫というのはネズミを捕ったりもするので、必ずしも害獣という訳ではない。

問題は繁殖、、つまり、増えすぎると猫嫌いの人を苛立たせることになる。



猫は法的には「愛護動物」であり、

飼い猫、野良猫に限らず、殺したり傷つけたりすると懲役または100万円以下の罰金に処される。

また、餌や水を与えずに衰弱させたり捨てたりすると、50万円以下の罰金刑となる。

猫はナカナカ守られた存在なのだ。



では保健所に頼めばよいではないか、と思われるでしょうが、それが違う。


保健所は、

野良犬の場合は【狂犬病予防法】という法律を根拠にして捕獲するもので、

猫はこれに当てはまらず、

所有者の不明な猫を捕獲して勝手に処分する事はできない。

法律のうしろだてのない事は、とにかく役所は手を出さないのである。



では方法はないのかというと、時間と金が掛かるがあるにはある。


つまり、

今餌やりをしている猫たち(だいたいこれらの猫は同じ家に餌を貰いに行く)に避妊手術を施してやる事だ。


そうすれば野良猫を殺す必要もなく、

しばらくすれば野良猫の絶対数は激減する。


ただし、避妊手術には一匹あたり2万円ほどかかるそうだ。


いささか高いが、

猫を殺されたり、増えすぎて近隣紛争に発展するより良いかも知れない。







最新の画像もっと見る